マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、デビューを飾ったウズベキスタン代表DFアブドゥコディル・フサノフについてコメントした。25日、イギリスメディア『BBC』が伝えた。
現在20歳のフサノフは、今月20日に移籍金3350万ポンド(約64億5000万円)でRCランスからマンチェスター・シティに完全移籍加入。守備陣に負傷者が続出する状況のなか、25日に行われたプレミアリーグ第23節チェルシー戦で先発出場し、新天地でのデビューを飾った。
しかし、チェルシー戦の開始4分、フサノフのミスでマンチェスター・シティが失点。フサノフは自陣ボックス近くでGKエデルソンにヘディングでボールを渡そうとしたものの、これが短くなりゴール前で相手に奪われ、チェルシーの先制を許してしまった。
それでもマンチェスター・シティは42分に追いつく。フサノフが54分にジョン・ストーンズとの交代でベンチに下がった後、マンチェスター・シティはアーリング・ハーランドとフィル・フォーデンの得点で逆転に成功し、3−1の勝利でリーグ戦6試合無敗となった。
グアルディオラ監督は試合後、フサノフのミスに言及。「もちろん最高のスタートではなかったが、彼にとっては教訓になっただろう。彼はとても若く、今後数年のためにやって来た。まだトレーニングセッションに一度も参加していない。イプスウィッチ戦、パリ・サンジェルマン戦を終えて、リカバリー、リカバリー、リカバリーだったからね」と、連係ミスによる失点を擁護した。
「彼は英語を流暢に話せないため、彼とコミュニケーションを取るには、私がロシア語かウズベク語を学ばないとね。だが、あのような状況では何も言うことはない。彼は自分がミスを犯したことを知っている。だから私は彼を片側に引き寄せて、『間違うな』と言う必要はない」
また、早々にフサノフを下げた理由については、「ミスが理由ではない。(フサノフ)がイエローカードをもらっていたためだ」と説明。さらにグアルディオラ監督は、「それに水曜日(のクラブ・ブルッヘ戦)に向けてジョン・ストーンズが必要だったからだ」とも付け加え、ケガから復帰したストーンズのコンディションを確かめる意味合いが強かったと強調した。
リーグ戦で6試合無敗となり4位に浮上したマンチェスター・シティの次戦は29日に行われ、敗退危機にあるチャンピオンズリーグでクラブ・ブルッヘとホームで対戦。2月2日はリーグ戦で2位アーセナルとの直接対決を控えている。
【ハイライト】マンチェスター・シティ 3−1 チェルシー