シーボンは1966年に創業し、現在は全国98店舗のサロンを中心に、トリートメントと化粧品によるホームケア、アフターサービスを展開。顧客に寄り添ったホームケアとサロンケアの提案で、成長してきた。60周年を見据えた中期経営計画では、商品価値向上、サロン価値向上、新しい価値の創造の3つを柱に推進している。
新コンセプトは、企業理念である「美を創造し、演出する」はそのままに、これからの100年を見据えた新たな解釈として「Orchestrate the Beauty」を設定。開発コンセプトの「人の肌を想う」「肌と心を科学する」の考えに基づき、化粧品、人、サロンが顧客とのコミュニケーションから、共に美しい作品を奏でるように健やかで美しい肌を育むという思いを込めた。また、新たなタグラインとして「Talk to your Skin」を据えた。
そのほかリブランディングの一環として、ブランドの人気アイテムであるクレンジングおよび洗顔から8品種を昨年7月にリニューアル販売。サロンのトリートメントでも使用するベストセラーのクレンジング&マッサージクリーム「フェイシャリスト トリートメントマセa」(110g 6050円、230g 1万1000円)は、クレンジング、マッサージ、スキンケアの3役を兼ね備える。高純度のスクワランを配合したコクのあるクリームが肌になじみ、メイクや毛穴に詰まった皮脂などの汚れを浮き上がらせて優しくオフする。
新たにオープンしたサロンは新解釈を反映したショップゾーンとトリートメントゾーンで構成。肌のコンディションのチェック、スキンケアの相談ができる予約制のトリートメントは従来は女性専用だったが、男性も利用できるメニューを用意した。また、ペアで利用できる個室も新設。年間を通じて、美肌セミナーや季節に合わせたイベント、インスタライブなどを開催し、新しい美を発見できる体験を提供していく。