ハードオフで購入したジャンク品のPS oneの修理を試みる動画が、YouTubeに投稿されました。試行錯誤しながら故障の原因を探す様子は、記事執筆時点で2万回以上再生されています。
●コレクションにしたい
動画が投稿されたのは、ジャンク品の修理や改造に挑戦しているYouTubeチャンネル「ebikani DIY」。今回は、修理して自分のコレクションに加えるべく、PS oneのジャンク品を9900円(税込み)で購入しました。
PS oneは初代プレイステーションの派生機種で、モニター付きである点が最大の特徴です。しかし、このジャンク品は肝心のモニターが映らないとのこと。「どのような壊れ方してるか想像できない」としつつも、動作確認をしていきます。
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●怪しいのは本体?
付属のACアダプターを差し込んで電源を入れると、ハードオフの商品票にある通りモニターは無反応。テスターで確認したところ、アダプター自体は問題なさそうです。本体の端子を掃除して外部モニターにつないでみましたが、やはり映りません。ディスクも読み込めず異音が発生しており、どうやら本体側に不具合が発生しているようです。
ネジを外してカバーを除去。ディスクドライブも外して基盤をむき出しにしました。見たところコンデンサーの液漏れなどはなさそうで、通電時に異常な発熱を起こしている部品もありません。状況は予想以上に厄介で、「本体の修理するとは思わなかった」「これはやばいな難しそうだ」とつぶやきました。
出力端子の近くに取り付けられているコンデンサーが怪しいと考え、ハンダごてで取り外してみました。しかし、テスターでチェックしたところ異常はありません。PS one通電時の電圧を調べると、作業当初は“問題なし”と考えていた付属のACアダプターも怪しそうですが確証はなく、もしCPUなど他の電子部品に問題があるのであればお手上げです。
●問題特定
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ここまで撮影した後、2〜3日かけて修理方法を調べた結果、やはりACアダプターに問題があると判明。手持ちの「安定化電源」につないでみたところ、本体は問題なく動作し、外部モニターに映像が出力されました。なお、この間に「お手本用」としてPS oneをもう1台ネットオークションで買ってしまったとのこと。「落札する前にこれちゃんとやっとけば良かったな」とぼやいています。
PS oneのモニターを本体にセットし、安定化電源に接続。電源ボタンを押してみましたが、出力される映像と音声の両方に激しいノイズが入ってしまっています。端子を清掃し、モニター側も分解して基盤をむき出しにし、ついには一部の部品をハンダごて取り外して状態を確認しましたが、全く問題はありません。
●買っておいて良かった物
ここで“純正のACアダプターではなく安物の安定化電源だからいけないのでは”という考えに至りました。オークションで落札してしまったPS oneも届いたので、付属しているACアダプターをつないでみます。すると分解されて基盤がむき出しになった状態のモニターに、プレイステーションのロゴマークが表示。紆余(うよ)曲折を経て故障の原因がようやく判明しました。長い旅路だった……!
全部元通りにしたPS oneの最終動作確認をするため、あらかじめ注文しておいたゲームソフトを使用。ACアダプターを交換したことで、ジャンク品だったPS oneが普通に遊べる状態へよみがえりました。なお、オークションで落札した方のPS oneはディスクが正常に読み込めなかったそうです。
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修理動画として公開するべく撮影したものの、予想外な結末に「何一つ修理してないですね」「ただ分解しただけの動画になってしまいました」と苦笑い。故障しているACアダプターについては、気が向いたら修理に挑戦してみると伝えています。
コメント欄には、「懐かしいものを見たw」「そういう事もあるのかと勉強になりました」「アダプタの故障はあるある」「修理? お疲れさまでした!」「買ってて良かった2台目!」「ジャンクは2個買えをヒシヒシと感じられますねw」などの感想が寄せられています。
投稿者さんは、X(Twitter/@ebikani06826931)アカウントも運営中。YouTubeチャンネルでは、ゲームギアやXBOX 360の修理に挑戦する動画などを公開しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「ebikani DIY」さん
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