セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督が、古巣への復帰が噂されるスコットランド代表DFキーラン・ティアニー(アーセナル)について言及した。28日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。
現在27歳のティアニーは、母国スコットランドの名門セルティックの下部組織出身。2015年4月に17歳でトップチームデビューを飾り、同クラブで公式戦通算170試合に出場した。2019年夏にはアーセナルへと完全移籍で加入し、左サイドバック(SB)の主力として定位置を確保。しかし、2022−23シーズンからは出場機会が大幅に減少してしまい、昨シーズンはレアル・ソシエダへのレンタル移籍を経験した。在籍6年目となる今シーズンは、ここまで公式戦5試合の出場にとどまっている。
アーセナルとの現行契約が今年6月末に満了を迎えるティアニー。欧州各地からの関心が噂されている同選手だが、昨年末より古巣であるセルティックが獲得を検討中と報じられている。また、今月に入るとアーセナル側も放出を容認する意向であることに加え、ティアニー自身もスコットランドへの帰還にゴーサインを出したとの報道がなされていた。
そんななか、ロジャーズ監督が去就に注目が集まるティアニーについて言及。「今のところ彼はまだアーセナルの選手だ」と前置きしつつ、「間違いなく今夏に移籍が行われるということで合意したと思う。もしそれを前倒しで実現できれば素晴らしいことだ」と遅くとも今季終了後の古巣復帰が決定的になったと明言した。
一方で、「最大限の敬意を持って言うが、彼は今はセルティックの選手ではない」と繰り返し強調。「だからあまり詳しく話すべきではないだろう。もしそれを実現できればもちろん嬉しいが、現時点では私たちのコントロール外である」とも述べている。