勝って果報を待つ！　トップ8入りは他力となるレアルGKクルトワ「最も大切なのは自分たちが勝利すること」

　レアル・マドリードに所属するGKティボー・クルトワが、チャンピオンズリーグ第8節ブレスト戦に向けた前日会見に出席した。29日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　大会最多15度の優勝を誇る“欧州の王”レアル・マドリードは、新フォーマットとなった今シーズンのチャンピオンズリーグ・リーグフェイズにおいて、最終節を前に4勝3敗の16位と白星こそ先行しているものの、ラウンド16にストレートインとなる8位以内には届かず。敵地でのブレスト戦に勝利したとしても、他クラブの結果次第となる。

　そんなブレスト戦に向けた前日会見が実施され、GKティボー・クルトワが出席。8位以内に入る可能性について、守護神は「最も大切なのは、自分たちの試合に勝利すること。すべてが終わったときに、自分たちがどの順位になるか見てみよう」と前置きした上で、「あれこれと推測するのは無理だ。なぜなら、（8位争いに関与する）試合がとても多いからね。確実にトップ8に入るためには、ここまでにも勝っておかなければならなかった。明日は勝てるように努力し、それからどうなるか見てみよう」と目の前の対戦相手に勝たなければ始まらないと意気込みを語った。

　また、ライバルであるバルセロナやアトレティコ・マドリードがトップ8（前者はストレートイン確定）で最終節を迎える他、リヴァプールやインテル、ミランといったビッグクラブが順当に勝ち点を積み上げているのに対して、すでに3敗を喫しているレアル・マドリードは苦しい立場にあるかと問われたクルトワは、「多くのことを考慮しなければならない。たとえいくつかの試合に負けたとしても、僕たちはまだ優勝候補であり、ヨーロッパのビッグクラブにも勝てる実力があると思っている。トップ8に入るのは難しいだろうけど、戦いはこれからもっと続いていく。チャンピオンズリーグはとてもタフな大会だから、疑いの余地はあったとしても、僕たちが優勝候補から外れたとは考えていない」と見解を示している。

　全試合同時キックオフとなる最終節、レアル・マドリードは勝って果報を待つことになるのだろうか。