苦境のトッテナムに朗報！…ヴィカーリオ＆ファン・デ・フェンが全体練習に合流か

　トッテナムに所属するイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオとオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンが戦列復帰へ近づいているようだ。28日、『スカイスポーツ』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。

　アンジェ・ポステコグルー監督体制2年目を迎えたトッテナムは、シーズン開幕前の期待とは裏腹に厳しい戦いが続いている。ここまで23試合を消化したプレミアリーグでは7勝3分13敗という成績で15位に低迷。直近の4連敗を含め、ここ11試合でわずか1勝しか挙げることができておらず、ポステコグルー監督の進退問題が囁かれる事態となっている。

　大苦戦に背景には、主力選手の相次ぐ負傷離脱がある。現在はアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロ、イタリア代表DFデスティニー・ウドギー、セネガル代表MFパペ・マタル・サール、イングランド代表MFジェームズ・マディソン、ウェールズ代表FWブレナン・ジョンソン、イングランド代表FWドミニク・ソランケらが戦線離脱中。各ポジションの主力級を失い、ベストメンバーが組めない状況となっている。

　そんななか、“守備の要”でもある2選手が戦列復帰に向けて大きな一歩を踏み出したようだ。報道によると、ヴィカーリオとファン・デ・フェンが現地時間28日火曜日に行われた全体トレーニングに合流したとのこと。30日に控えるヨーロッパリーグ（EL）リーグフェーズ最終節エルフスボリ戦の出場可否は定かではないが、負傷から順調に回復中であることは間違いなさそうだ。

　守護神ヴィカーリオは今シーズンここまで公式戦15試合に出場しているものの、昨年11月下旬に行われたマンチェスター・シティ戦で右足首を骨折し、以降は欠場が続いている。また、センターバック（CB）の主軸であるファン・デ・フェンは昨年12月上旬に行われたチェルシー戦を最後に戦線離脱。今シーズンは負傷を繰り返しており、ここまで公式戦11試合の出場に留まっている。