アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(マンチェスター・ユナイテッド)に対するナポリの関心は徐々に低下しつつあるようだ。29日、イギリスメディア『スカイ』が伝えている。
ここまで22試合を消化したリーグ戦で17勝2分3敗を記録し、勝ち点「53」の首位に立つナポリ。今夏に指揮官へと就任したアントニオ・コンテ監督の下で好調を維持する同クラブは、ベルギー代表FWロメル・ルカクら新戦力の活躍もあり、2年ぶりのセリエA制覇に向け順調なシーズンを過ごしている。しかし、今冬の移籍市場では左ウイングの主力であったジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアが退団。パリ・サンジェルマンへの完全移籍が決まった。
クラブを去ったクヴァラツヘリアの後釜候補として噂されるのが、マンチェスター・ユナイテッドでプレーするガルナチョだ。すでにナポリが獲得に向けた正式オファーを提示したと伝えられており、一部メディアは同選手との個人合意を伝えている。
しかし、現時点で移籍決定には至っておらず、交渉は平行線を辿っている模様。『スカイ』によるとマンチェスター・ユナイテッドは6500万ユーロ(約105億円)の移籍金を要求しているものの、ナポリは上限額を(約89億円)に設定しているという。両クラブを隔てる“1000万ユーロ”(約16億円)の差が大きな障壁となり、ナポリ側の関心が低下していると主張した。
また、マンチェスター・ユナイテッド側は今冬の移籍市場における資金確保を望んでいるが、ガルナチョを積極的に売却する必要はない様子。指揮官を務めるルベン・アモリム監督も同選手のプロ意識や戦術面への適応力に満足しているため、ナポリ加入のためには多額の移籍金が必要であると指摘している。