【ニューヨーク時事】米電気自動車(EV)大手テスラが29日発表した2024年10〜12月期決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比23%減の15億8300万ドル(約2500億円)となった。世界的にEV需要が伸び悩む中で中国メーカーなどとの競争が激化。値下げや低金利ローンで販売てこ入れを図ったが、収益が圧迫された。
世界販売台数こそ49万5570台と四半期として過去最多となったものの、主力の自動車部門の売上高は8%減。太陽光パネルや蓄電池の販売は好調で、全体の売上高は2%増の257億700万ドルだった。24年通年の新車販売は約179万台と前年割れした。
同年10〜12月期の純利益は、前年同期に税関連の特殊要因で大幅に押し上げられた反動で、71%減の23億1700万ドルだった。