昨年の発売以降、話題になりすぎて長らく入手困難となっていた3COINS(スリコ)の「オイルスプレーボトル」。オイルが霧状になることによって、フライパンや食材にまんべんなく行き渡らせることができてとても便利です。
それ以外にも“大きなメリット”があることに、使い始めてから気付きました。その点も含めて、詳しく紹介していきたいと思います。
◆オイルを霧状噴射! スリコのスプレー&オイル差しが大人気
3COINSの「オイルスプレーボトル」は、スプレーの他にオイル差しとしても使える2WAYアイテム。550円商品なので3COINSの中ではお高めですが、オイルスプレーをネットで検索してみると2,000円近くするものが多いので、アイテムとしてはとてもリーズナブルです。
本体部分はガラス製で、フタやチューブはポリプロピレン・ポリエチレンで作られています。サイズは約縦18.6×幅10×奥行き8cmで、容量は約460ml。
取っ手の上にあるレバーを押すと霧状になってオイルが噴射します。
そしてスプレーだけでなく、オイル差しとしても使えるところも優秀。こちらはまとまった量のオイルを注ぎたい時に便利。取っ手を握ったまま親指で上部のボタンをスライドするだけでフタがパカッと開き、すぐに使用できます。
◆片手ですぐプシュッとできるので効率的
さっそくフライパンにスプレーしてみると、本当に細かな霧状になってオイルが出てきました。直径20cmのフライパンの場合、3プッシュほどするとフライパン全体にオイルが行き渡ります。
これまでオリーブオイルは買ったままの容器で使っていたので、くるくる回すタイプのフタだと両手を使わなければ開けられなかったのですが、オイルスプレーは手に取ったらそのまますぐにプシュッとできて効率的。炒めものをしていて手が塞がっている時にも、作業を一旦止めることなく片手でオイルを追加することが可能です。
◆子どもの「ママやって!」を減らすことにも成功
我が家の子ども達はサラダにオリーブオイルと岩塩をかけて食べるのがお気に入り。しかし普通のボトルだとオイルの量の調整が難しいため、子どもには任せられませんでした。
それがスプレーボトルを取り入れてからは子ども自身でサラダにかけることができるように!「ママ、下の方にかかってないからもう少しかけて〜」と呼ばれることも多かったので、筆者の手間が1つ省けて嬉しい限り!
具材全体にオイルをかけられるオイルスプレーは、カルパッチョなどにも重宝します。
オイル差しのほうも文句なしの使い心地。ドバッと出すぎてしまうことがなく、量の調節もしやすく注ぎやすいです。
◆オイルが垂れづらい設計、出しっぱなしOKのデザイン
もっとも気になっていたのは液だれ。使っているうちに口部分がベタベタになり、容器へとオイルが垂れてきてしまうのは嫌ですよね……。
このボトルのオイル差しは注ぎ口の形状的に外側へとオイルが垂れづらい設計になっていて、きちんと中へと戻っていってくれます。
市販のボトル時代はキッチンに出しておくことに抵抗があり引き出し収納にしまっていて、使うたびに出すのが面倒でした。オイルスプレーボトルはデザインがシンプルなので、出しておいてもキッチンにしっくりなじんでくれます。サッと手に取ってすぐ使うことができるため、作業効率も格段に上がりました。
◆はっきり言ってめちゃめちゃエコです!
さらに使ってみてわかったのが、スプレーボトルにしてからオリーブオイルの使用量が激減したということ! 出番が減ったわけではなく、使う回数は変わっていないのに減りが明らかに少ないんです。
普段20cmフライパンに3プッシュするのが定番なので、試しに小さじスプーンに3プッシュしてみたところ、なんと小さじ1/2にも満たない量だということが判明。
市販のボトルのまま使っていた時にはフライパンに軽くひと回しして入れていましたが、体感的に小さじ1よりも遥かに多い量を使っていた気が……。そして調理後は、案の定フライパンにオイルが余ってしまっていました。今は無駄に使いすぎることがなくなり、経済的にも大助かりです。
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便利なだけでなくエコにも繋がる3COINSのオイルスプレーボトル。ごま油用にもう1つ欲しいので、再び見かけたら即買いすると決めています!
<写真・文/鈴木美奈子>
【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。