前回からの続き。私(ユイ)は、数年前に夫のヒロトを亡くし、2人の子どもたち(マイ・リュウ)とともに義実家での同居をはじめました。結婚した義姉のミホさんもよく顔を出してくれ、私たちは全員で支え合うようにして暮らしてきたのです。しかし交通事故で義父が亡くなり、病を抱えた義母もこの世を去ってしまいました。悲しくてたまりませんが、前を向いて生きていかなくてはいけません。義両親のいなくなった家で、私と子どもたち3人での生活が始まりました。
私は仕事のかたわら、中学受験をする娘のマイをフォロー。息子のリュウもサッカーをはじめ、練習や試合の当番で週末もぎっしり予定が入っています。毎日を忙しく過ごし、ゆっくり家にいられる時間はほとんどありませんでした。
「合鍵をちょうだい」さすがにこの言葉に、私も驚きが隠せませんでした。そのまま濁してスルーしようとしたのですが、私の煮え切らない態度が義姉の怒りに触れてしまったのでしょう。義姉はすごい剣幕で怒りはじめたのです。
夫が亡くなり、手を差し伸べてくれた義父と義母がこの世を去って、悲しみに飲み込まれそうになることもたくさんありました。けれど日常は続いていきます。子どもたちも悲しさに負けずに、前を向いて生活をしているのです。私がクヨクヨしているわけにはいきません!
これからはひとりで子どもたちの面倒をみないといけないし、お金を稼いで子どもたちを養っていかなくてはいけません。マイの勉強のフォローにリュウのサッカーの当番など、忙しくしていると余計なことを考えなくて済むので助かりました。
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【第7話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子