【ニューヨーク時事】対話型AI(人工知能)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIに対し、ソフトバンクグループ(SBG)が最大250億ドル(約3兆9000億円)を出資する方向で協議していることが29日、分かった。最大の出資者となる可能性がある。英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。
報道によると、SBGは150億〜250億ドルをオープンAIに投じる計画。中国の新興企業ディープシーク(深度求索)が開発したAIモデルへの警戒感が広がる中、オープンAIとしてはSBGとの連携強化により米国勢の優位性を保ちたいとの思惑がありそうだ。
SBGとオープンAIなどは21日、AIインフラを米国に整備する新会社「スターゲート」を立ち上げ、4年間で最大5000億ドルを投資すると発表している。