ヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第8節(最終節)が30日に行われ、レアル・ソシエダ(スペイン)とPAOK(ギリシャ)が対戦した。
ここまで7試合を消化したリーグフェーズで3勝1分3敗を記録し、勝ち点「10」の18位につけるレアル・ソシエダ。前節の敗戦でラウンド16へのストレートインが消滅した同クラブは、今節ポイントで並ぶ17位PAOKとの直接対決に臨む。公式戦3連敗中と苦しむなか迎えた一戦に、日本代表MF久保建英はサブスタート。ミケル・オヤルサバルらとともにベンチから出番をうかがう。
試合は43分にレアル・ソシエダがスコアを動かす。敵陣右寄りの位置でパスを受けたアリツ・エルストンドが斜めにフィード。ボックス左角で待つパブロ・マリンにボールがわたり、縦に運びながら左足で折り返しを送る。逆サイドまで流れたクロスがシェラルド・ベッカーに繋がり、相手を揺さぶるように再度クロスを供給。ゴール前にポジションを取ったオーリ・オスカルソンが頭で合わせて先制点を挙げた。
さらに後半開始直後の48分、レアル・ソシエダが大きな追加点をマークする。ハーフライン左でボールを奪った流れから短く繋ぎ、バイタルエリアでパスを引き出したブライス・メンデスが複数の相手選手を引きつける。右サイドのベッカーに展開すると、ライン際を駆け上がるエルストンドにスルーパスを出す。ワンタッチでクロスを送り、ゴール前で待つオスカルソンがヘディング。頭でネットを揺らしてリードを広げた。
73分にはアンデル・バレネチェアに代わって久保がピッチに投入。しかし、3点目には至らず試合は終了。2−0で勝利したレアル・ソシエダがプレーオフ進出を決め、PAOKも他会場の結果によりプレーオフに駒を進めた。決勝トーナメントプレーオフは来月13日から開幕。決勝トーナメント本戦となるラウンド16は3月6日にスタートする。
【スコア】
レアル・ソシエダ 2−0 PAOK
【得点者】
1−0 43分 オーリ・オスカルソン(レアル・ソシエダ)
2−0 48分 オーリ・オスカルソン(レアル・ソシエダ)