【ワシントン時事】米財務省は30日、気候変動の金融安定リスクへの対応などを検討する国際的な金融当局ネットワーク(NGFS)から離脱すると発表した。連邦準備制度理事会(FRB)や連邦預金保険公社(FDIC)も離脱を表明済み。
トランプ大統領が就任初日の20日に署名した、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を指示する大統領令に基づく措置。財務省は「NGFSはパリ協定の目標を満たすために組織されたものだ」と指摘した。同省傘下で、保険業界を監督する連邦保険局(FIO)がNGFSに加盟している。