バルセロナに所属するポーランド人GKヴォイチェフ・シュチェスニーが、現役引退を撤回してプレーを再開した経緯や、バルセロナでプレーすることの難しさについて語った。スペインメディア『Relevo』が現地時間30日、同『ガゼッタ・デロ・スポルト』に掲載されたシュチェスニーのインタビュー内容を紹介している。
昨夏に現役生活に一度終止符を打ったシュチェスニーは、2024年10月にドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが負傷により長期離脱することが決定したバルセロナに加入。電撃的な現役復帰を果たした。
34歳の守護神は、バルセロナからオファーがあった時のことを振り返り「断るにはあまりにも魅力的な機会だった」と語った。テア・シュテーゲンが負傷した現地時間2024年9月22日のラ・リーガ第6節ビジャレアル戦を息子の強い希望により生観戦していたことも明かし、「そこで僕は自分の運命を見出したんだ」と認めた。
現在、シュチェスニーはスペイン人GKイニャキ・ペーニャと正守護神争いを演じている。加入直後に比べて先発出場の機会が増えてきているが、これまでローマやユヴェントスでプレーした経験を踏まえると、バルセロナでプレーすることの難しさを感じている模様だ。
「戦術的にはイタリアが少しリードしているけど、技術的にはスペインの方がハイレベルだ。こちらはゴールが多く、試合は構造化されていない。この非常に攻撃的でスペクタクルなスタイルに適応しなければならないのは僕自身なんだ。(バルセロナは)守備陣がかなり前目でプレーするし、コミュニケーション的にはより難しくなる」
なお、シュチェスニーは今後の夢について「改装された『Spotifyカンプ・ノウ』でプレーすること」と明かしている。