slyellow - stock.adobe.com 今回レポートするのは、SNSで話題になった無印良品の「歯みがきタブレット」。噛むと口の中で泡立ち、歯磨き粉としてもマウスウォッシュとしても2WAYで使える口腔ケアグッズです。
水さえあればどこでも手軽に口の中をスッキリさせられるから、外食後や口臭が気になる時のために持っておくと安心! という触れ込みでした。馴染みのない製品ですが、使い心地は果たして……。
◆薄くて軽いチャック付きビニール袋入りだから、持ち運びに最適
「歯みがきタブレット」
値段:490円(税込)
内容量:20粒(10g)
フレーバー:レモンフレーバー
外寸:幅8×奥行0.80×高さ13.50cm
※紹介した商品の情報は、執筆当時のものです。価格や仕様の変更のほか、既に販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
先に書いてしまいましたが、この商品の最大の特徴は2通りの使い方ができることです。
歯磨き粉代わりに、噛んで泡を口内になじませてから、歯ブラシで歯を磨いてもよし。単純にマウスウォッシュとしてのみ使用してもよし。状況に応じて使い分けられるのがうれしい。
1回あたりに使用するのは1粒だけなので、1袋20回分です。1回が24.5円の計算なので、コスパも悪くない!
というのも、チャック付きパッケージはスマホよりもひと回りほど小さいくらいのサイズ感なんです。薄くて軽いので、歯ブラシセットが入らないミニバッグでも気軽に持ち運べる利便性があるはず。
液体のマウスウォッシュの場合でも、ボトルタイプだと歯ブラシセット同様かさばってしまいます。個包装タイプも複数個持ち歩くと意外と邪魔ですし、かといって1包ずつ補充すると肝心なときに「忘れた!」となってしまいがちですよね。
使い心地によっては、第三の選択肢としてかなり魅力的かも!
◆まるでラムネ…美味しそうなレモンの香りのタブレット
では中身を取り出してみましょう。
「歯みがきタブレット」袋上部のチャックを開けると、フワッと爽やかなレモンの香りが広がります。
ラムネのような美味しそうな香りではありますが、食べ物ではないのでくれぐれも飲み込まないように! お子様の使用は控えたほうがよいかもしれません。
タブレットの大きさは、直径1.2cmの厚さ3mm(独自に計測)。一般的なミント系タブレットと比べると大きめ。ただ薄くて平たく、ツルンとした印象です。
1円玉よりわずかに小さいサイズのタブレット。噛み砕くと泡立つということですが、触った感じだと結構硬いのでは――。
◆ポリポリ噛めて、緩めの泡がシュワシュワ広がる
いざ、2通りの使い方を両方試してみます。いずれにしても、「歯みがきタブレット」1粒を10秒ほど噛むところからスタート。
硬そうだと思っていたタブレットですが、奥歯を使えば軽い力でポリポリと簡単に噛み砕くことができて拍子抜けしました。わりとしっかり感じていたレモンの香りは口の中だと控えめで、低刺激で優しい味である点も使いやすく好印象です。
肝心な泡立ちはというと、モコモコというよりはシュワシュワ系で緩めの泡が口の中1/3くらいに広がる感じ。その泡を口内になじませます。
1回目は正直何これ……と違和感がありましたが、何度か使ううちに泡立つ感覚にも慣れていきました。
さて歯磨き粉として使った感想ですが、やはり通常の歯磨き粉ほどの泡立ちはなく、爽快感もおのずと低いです。とはいえ、出先でサッと口の中をスッキリさせたいシーンなら、これで十分かも。歯の表面がツルッとしました。
マウスウォッシュとして使う場合は、泡を口内になじませたあとは水で口の中をすすぐだけ。液体のマウスウォッシュと比べると刺激も控えめなので、物足りない使い心地かと思いきや、不思議と口の中がサッパリします。
タブレットを口の中にポイッと入れて噛む、水を含んでグチュグチュすすぐ……。とにかくめちゃくちゃラクだし気軽です。
スパイス系の料理を食べたあとは味がやや残りますが、お茶や軽食程度であればまあまあスッキリするでしょう。ほのかなレモンフレーバーが長く続くのも爽快です。
◆口臭が不安なときに、いつでも助かる
唯一気になったのは、しっかり噛んだつもりでも粒々感というか、ジャリジャリ感が少し残るところ。もっとも歯ブラシで磨いたり、水ですすいだりするうちに消え去るので、特段マイナス点でもないはず。
歯磨きの時間が十分に取れない仕事の休憩中や、外食後などにあると心強いですね。
筆者はヨガインストラクターをしており、レッスン中は密室で長時間しゃべり続けることになります。そのため普段から口臭対策は欠かせなかったのですが、「歯みがきタブレット」もすっかり必須のオーラルケアグッズとなりました。
口臭ケアの新たなお守りとして、みなさんもぜひカバンに入れてみてください。
<文/高木沙織>
【高木沙織】
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi