化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の社長らの起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件を巡り、警視庁公安部の当時の巡査部長らを不起訴(容疑不十分)とした処分を不服として、会社側が31日、検察審査会に審査を申し立てた。会社側は一連の事件で別に申し立てをしており、計3人の捜査員が検察審の審査を受けることになった。
会社側は、公安部が実施した事件の捜査の実験で、巡査部長と上司の警部による証拠の捏造(ねつぞう)があったと主張している。いずれも東京地検が不起訴としていた。31日の申し立ては巡査部長に加え、警部も対象とした。
会社側は、警部ら捜査員2人による公用文書の破棄の違法行為があったとして、1月17日にも検察審に審査を申し立てている。【遠藤浩二】
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