金曜正午の時点では3場揃って芝ダートともに良となっている。東京と京都はこのまま良好なコンディションでの開催となりそうだが、小倉は土曜昼頃から雨予報。馬場状態やトラックバイアスの変化に注意したい。
まずは東京から。芝は幅員が最も狭く、コーナーが緩いDコース。そのため逃げ先行馬が粘り込みやすく、後方から外を回すと間に合わない。ダートは含水率が低くパサパサ。東京らしい地力勝負と考えたい。
続いて京都。芝はAコース。昨年11月以降の開催はB→C→Dコースと移動したので、インコースほどコンディションがいい。特にAコース部分の内側3mを走れる馬は相当有利になるだろう。ダートは東京と同じく乾燥している。基本的に前有利だが、力のある馬なら差せていい。
最後に小倉。芝は冬開催らしく、極端に速い時計は出ていない。道悪になれば一気に悪化が進み、外伸び馬場に変わる可能性もある。ダートは小回りらしい逃げ先行決着が目立つ。
【注目馬】
東京11R・グランドカリナン…開幕週の高速馬場がカギだが、並びを見ると、スローの好位インで運べそう。人気の差し馬を尻目に、早めスパートから粘り込めないか。
京都11R・バスタードサフラン…このメンバーなら単騎逃げが見込める。目下の充実ぶりも目覚ましく、押し切りを期待したい。
小倉11R・オックスリップ…1年前の小倉芝1200m・稍重で1勝クラス勝ち。馬場が悪化するのは歓迎だ。前走は出遅れも堪えて差し届かなかったが、ある程度の位置で運べれば上位争いになる。