危険運転致死傷罪が見直されることを受け、飲酒やひき逃げ事故の遺族らが鈴木法務大臣に数値基準の導入に懸念を示す要望書を手渡しました。
飲酒・ひき逃げ事故の遺族らでつくる団体 佐藤悦子 共同代表
「今回の法改正で大切な命が守られるような法律を作っていただきたい」
鈴木法務大臣に要望書を提出したのは、飲酒やひき逃げ事故の遺族らがつくる団体の代表らです。
鈴木法務大臣は危険運転致死傷罪の見直しを来月10日の法制審議会に諮問する方針ですが、要望書では、危険運転致死傷罪を適用するために血中のアルコール濃度や速度に数値基準が導入されると、「基準を下回れば対象から外れる」「厳罰を逃れるため、救護せず逃走し、数値基準が下回るまで出頭しない人が増える」などと懸念を示しています。
要望書の提出後、団体のメンバーは取材に、「思いは伝わったと思う。慎重に議論してほしい」と話しました。
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