(左から)藤木直人、小林大悟さん、高見侑里
小林さんは、清水商業高校からJリーグ・東京ヴェルディ1969(現:東京ヴェルディ)に入団。大宮アルディージャ(現:RB大宮アルディージャ)へ移籍後、当時のサッカー日本代表イビチャ・オシム監督に呼ばれ、日本代表デビュー。
その後、ノルウェー、ギリシャ、清水エスパルス、カナダ、アメリカなどでも活躍し、2022年に現役を引退。現在は、子どもたちのサッカー指導・育成に取り組むなど、さまざまな活動をしています。
◆小林大悟、現役当時と現在のサッカー界の違いは?
藤木:小林さんは、Jリーグで10シーズン、海外で11シーズンを過ごされたということで、今のサッカー日本代表こそ海外組のメンバーがほとんどですが、小林さんが海外に行かれたときのサッカー界は、どのような状態でしたか?
小林:僕がプロになりたてのときは、エージェント(代理人)というものを付けておらず、自分で契約交渉をしたりしていました。だから、チームに「海外に行きたいです」と言っても、チームとしては高校から僕をスカウトしているので、海外に出てもらっては困るから当然“NO”。さらに、チームに届いた海外からのオファーも僕に届かないまま……という時代があったんです。
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藤木:ある意味、小林さんも“(海外を)開拓していった組”ということですか?
小林:そうですね。ノルウェーやギリシャでプレーしたのは僕が日本人初ですし、アメリカでも、アメリカの大学を出てプロになった選手はいますが、Jリーグを経てMLS(メジャーリーグサッカー)でプレーしたのは、多分僕が最初だと思います。
藤木:今は海外から日本に来る人も多いですし、当然、経験が豊富な指導者も増え、早くから海外に行くチャンスも増えてきたことで、日本のサッカー自体も少しずつ変わりつつある?
小林:そうですね。指導者のレベルも上がっていますし、海外の良い部分をちゃんと日本人に合う形で取り入れることができれば、それこそ、私たちが生きているあいだに、ワールドカップで日本代表が優勝する瞬間を観られるかもしれないという希望も湧いてきます。
◆まもなくJリーグ2025シーズンが開幕!
高見:そして、いよいよJリーグが2月14日(金)に開幕します。
藤木:小林さんがかつて所属していたチームで言いますと、東京ヴェルディは昨シーズンからJ1に復帰し、なんと6位に。J2では、清水エスパルスが優勝してJ1復帰。大宮アルディージャもJ3を優勝してJ2復帰と、それぞれのカテゴリーで活躍していますね!
小林:そうですね、やっぱり(古巣チームの活躍は)うれしいです。ただ僕は、ヴェルディが2005年にJ2に降格したときのメンバーなんです。そこで、僕は大宮アルディージャに移籍する決断をしたのですが、そもそも、僕がサッカーを始めたときはヴェルディの大ファンでして、そのチームに自分がいたという。
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小林:なので、ヴェルディにはやっぱりJ1にいてもらわないと困るんです。そのうえで、よりワクワクするようなサッカーをヴェルディがしてくれたらうれしいです。
藤木:J2に昇格した大宮アルディージャは、レッドブルをオーナーに迎えたそうですね(※2025年シーズンより、チーム名が「RB大宮アルディージャ」に変更)。これはかなり大きなことですか?
小林:レッドブルがグループ化して、“グループとしてリーグ優勝を目指す”と掲げていますので、これからは補強をしながらJ1復帰、J1優勝を目指していくと思います。1・2年でどうにかなる問題じゃないかもしれませんが、必ずそこを目指していくと思います。
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1月25日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年2月2日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00〜10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/
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