水道検針員からの手紙により発覚した、水道メーターのボックス内で起きていた珍事。その現場確認の様子を捉えた動画が2024年2月にInstagramに投稿され、308万回以上再生されるなど話題に。その様子をねとらぼでも3月に記事で紹介し、大きな反響を呼びました。現在、メーターボックスはどうなっているのか。ねとらぼ編集部は投稿者である杏さんに、その後について話を聞きました。
●水道検針員からの手紙に書かれていたのは……
杏さんが「ポストにこんな紙が入ってました」と紹介したのは、“水道検針員からのお願い”と記された1枚の用紙。「水道メーター周りに草木が生い茂ってきており検診が困難になってきております」と草刈りや剪定(せんてい)を求められており、本文とは別で「メーターBOX内にサボテン? が生えてきております」と手書きのメッセージも添えられていました。
それを見て、すぐに現場へ直行した杏さん。水道メーターボックスが設置された庭には多肉植物の「アガベ」を多く植えていましたが、なんとボックス内にもアガベの子株が生えてきていたのです。サボテンじゃなかった……! アガベは親株からランナーと呼ばれる細長い茎が伸び、その先に子株が出てくる植物。杏さんは草をできる限り抜いていましたが、まさか日の当たらないメーター内にまで生えてくるとは予想できずノーマークだったといいます。
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この驚きの珍事には、当時「そんな所に生えちゃってw 可愛くて笑ってしまいました」「パカッと開けたらアガベ…可愛いですね 検針員さんの書き方も素敵ですね!」「『サボテンが生えてきております』じわじわくる」といった反響が続出。なお、この一件で杏さんは外からランナーを探しつつ、地面を掘って子株を取り除いていましたが……。その後、取り除いた子株やメーターボックス内はどうなっているのか。編集部は現在の様子について聞きました。
●その後について聞いた
――メーター内に生えていた子株はその後どうなりましたか?
杏さん:メーター内から救出した子株は「メーター内の子」というタグを付け、元気に成長しています。幹立ちのまま育ててみても面白いかな? と考えて低い鉢へ植えてありましたが、春になったらもう少し大きな鉢に深めに植えてお引越しさせるつもりです。「メーターボックスの前で邪魔をしている」というご指摘もたくさんいただきましたが、もちろんその「屈原の舞扇」さんも植え替えをして、スッキリとしています。
――現在のメーター内の様子はいかがでしょうか?
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杏さん:写真内で石が置いてある部分が、皆様からご指摘頂いた大きな子がいた場所になります。また石があり、「邪魔だ」とご指摘があるかもしれませんが、この石の真ん中には2つの小さな命があります。この子達はかなり小さく、今(1月)はまだ寒いので春に抜く事を予定しており、草抜きで踏んでしまわぬように囲いをしてあるのです。
――前回記事への反響はいかがでしたか
杏さん:反響は賛否両論ありましたが、どのご意見もごもっともだと思っています。もちろん水道職員の方には迷惑をかけないようにはしたいと思っておりますので、植物達の状態を見ながら改善できる事はしていき、これからもボタニカルライフを楽しみたいと思っています!
(了)
多くの人を驚かせた“メーター内の子”が、今でも別の場所で元気に過ごしているようでほっこりしました! すてきなボタニカルライフを引き続き楽しんでおられてなによりです。
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そんな杏さんは、植物の育成や販売を行っており、アガベ以外にも多くの植物の情報をInstagramで発信中。植物アカウントの他にもインコやカメレオン、カエルなど多種多様な生き物との暮らしを発信する動物アカウントも運営しています。
動画提供:杏さん
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