「俺が食べるから」勝手に高級メロン申し込んだ夫 ふるさと納税めぐる家族の亀裂 節約派の妻はイラッ

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2025年02月01日 06:10  まいどなニュース

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なぜメロンなんか…

ふるさと納税は、地域貢献をしながらお得な返礼品を受け取れる魅力的な制度です。しかし、その利用方法次第では、家族間で意見が衝突することもあるようです。新潟県在住のSさん(40代)一家でも、夫婦間の価値観の違いが浮き彫りになりました。

【漫画】家計の足しになる「必需品」を返礼品に選んでほしいのに…(全編を読む)

「ふるさと納税」に張り切る夫

「ふるさと納税って本当にお得なんだ!」と、満面の笑みで語るSさんの夫。彼は毎年1月になると、まるでネットショッピング感覚で返礼品を選び始めます。高級メロンや鰻、いくらなど、普段なかなか手が出ない贅沢品が届くたび、夫は満足そうです。

一方で、日々家計を切り詰めながら節約料理を工夫しているSさんにとって、高級で量の少ない食品は不満のタネに。「これじゃあ子どもたちの食事の足しにならない」と感じる場面も少なくありません。

ある日、家に届いたのは高級メロン1玉。しかし、子どもたちはメロンがあまり好きではなく、「なんで子どもが食べないものを頼むの?」とSさんは思わず問い詰めます。すると夫は一言、「俺が食べるから」。家族全員で楽しめる返礼品を選ぶべきだと感じながらも、ニコニコ満足そうな夫の顔を見ると、それ以上強く言えない自分にモヤモヤが募ります。

上限オーバー疑惑と見えない計算

さらに気になるのは、夫のふるさと納税の「上限額管理」の曖昧さです。「本当に控除額の範囲内でやってるの?」と問いかけても、「大丈夫!」と軽く流されてしまいます。

しかし、Sさんが試しに計算したところ、案の定、昨年は少しオーバーしていました。「ほら、やっぱり!」と指摘しても、「地域貢献してるんだからいいじゃん」と悪びれる様子はありません。

ふるさと納税は、年収や家族構成に応じた控除上限額を超えると自己負担額が発生します。節約に心を砕くSさんにとって、「お得」を盾に浪費する夫の行動は、家庭の負担増にほかなりません。

返礼品は実用派 vs 贅沢派の攻防

Sさんが求めるのは、米や食用油、トイレットペーパーなど、家計を助ける実用的な返礼品。一方で夫は「どうせなら普段買わない贅沢品を」と高級食品ばかりを選びます。

確かに、普段買わないものを楽しむのも悪くはない。でも、家庭全体の利益を考えたらどうでしょう? 子どもたちが喜ぶ量のある食材や、家計の負担を減らす生活必需品のほうがありがたいとSさんは思います。

そんなSさんの気持ちを知ってか知らずか、夫はひそかに届いた返礼品をSさんが不在時にこっそり楽しんでいることも発覚。「俺のふるさと納税だから」と言い訳しますが、家計という大きな財布から出しているのは事実。家族みんなで楽しむべきものを独り占めするのは納得できません!

家族で話し合うふるさと納税

「ふるさと納税は家族で話し合うべき」と考えたSさん。返礼品の選び方や上限額の計算を共有することで、家族全員が納得できる利用方法を見つけることができるはず。

そこで、Sさんは近々、ふるさと納税をめぐる「家族会議」を開催する予定です。「おいしいゼリーがいい!」「ジュースも欲しい!」という子どもたちの意見を聞きながら、返礼品を厳選したいといってました。

   ◇   ◇

ふるさと納税はその使い方を誤ると、家庭内に不満が生まれることも。せっかくの機会を活かして、家族全員が笑顔になれる選択をしていきたいですね。今年のふるさと納税が、家族の絆を深める新たな機会になるよう、みなさんもぜひ一度家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?

(まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)

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このニュースに関するつぶやき

  • その金は誰が稼いだ金なんですか?てか食は生活の根幹のにそこを切り詰めないと生活できないのは終わっとる笑
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