レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、同クラブへの愛情を強調した。31日、スペイン紙『マルカ』が『RMTV』のインタビューを引用して伝えている。
現在24歳のヴィニシウスは、母国ブラジルのフラメンゴでプロキャリアをスタート。数多くのビッグクラブが獲得に乗り出すなか、2018年7月にスペインの強豪レアル・マドリードへと加わった。1年目から公式戦31試合出場4ゴール8アシストを記録すると、徐々に数字を伸ばしながら攻撃陣の中心へと成長。加入からの6年半で公式戦291試合出場101ゴール68アシストをマークし、3度のラ・リーガ制覇や2度のチャンピオンズリーグ優勝に貢献してきた。
今シーズンもここまで公式戦27試合出場17ゴール9アシストを挙げ、背番号7を身に纏いながら“銀河系軍団”の新たな象徴として躍動するヴィニシウス。以前よりレアル・マドリードへの深い愛情を口にしてきた同選手だが、近年はサウジアラビアからの熱烈なアプローチが報じられている。しかし、インタビューでは、「ここで歴史を刻むことは僕にとっても家族全員にとっても非常に重要なことだ。これからも何年もここにいられることを願っている」と残留希望を明言した。
また、同クラブ通算100ゴールを達成したことに対しても触れており、「この気持ちは言葉では表せない」とコメント。「100ゴール以上を記録した選手はわずか20人しかおらず、その中には僕のアイドルである(クリスティアーノ・)ロナウドもいる。彼は常にゴール前での改善方法やシュートの打ち方についてアドバイスをくれたよ」と自身の憧れである“CR7”に感謝を述べている。
さらに、「会長は僕がまだ無名の子どもだった頃からずっと信頼してくれていた。彼には本当に感謝しているし、深い愛情を抱いているんだ」とフロレンティーノ・ペレス会長への謝意を口に。続けて、「いつも『君は永遠にマドリードでプレーする』と言ってくれる。それは信じられないような言葉さ。遠く離れた場所にいると、自分が世界最高のクラブにたどり着けるなんて思いもしないからね。彼はクラブ史上最多タイトルを獲得した会長であり、彼のもとでプレーできることは僕や家族にとって大きな誇りだ」と語った。