プレミアリーグのチェルシーが、ブライトンに所属するアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンの獲得に動き出したようだ。1月31日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在20歳のファーガソンは、母国アイルランドのボヘミアンFCでプロデビュー。2021年1月にブライトンへと加入し、当初はU−23ユースチームでプレーした。2022年1月にはFAカップでトップチームデビューを果たすと、翌シーズンに公式戦25試合出場10ゴール3アシストを記録。しかし、昨シーズン終盤に負った足首のケガの影響なのか、ファビアン・ヒュルツェラー監督が就任した今シーズンはここまで公式戦14試合出場1ゴールの成績に留まっている。
12月21日のプレミアリーグ第17節ウェストハム戦を最後に、再び足首の負傷で戦列を離脱中のファーガソン。ブライトンとの現行契約を2029年夏まで残す同選手に対しては、今冬の移籍市場でエヴァートンやウェストハム、ボーンマス、さらには昨季までブライトンの指揮を務めていたロベルト・デ・ゼルビ監督率いるマルセイユや、レヴァークーゼンからの関心が噂されていた。
そんななか、若きストライカーの争奪戦にチェルシーが参戦を決めた模様。同クラブはファーガソンが頭角を表してから常に注目を寄せており、レンタルと完全移籍のどちらの可能性も考慮しながら獲得を目指しているという。また、チェルシーのポール・ウィンスタンリーSD(スポーツディレクター)は過去にブライトンで約8年間にわたり人材発掘マネージャーと採用責任者を務めていたため、ファーガソンおよび同選手の代理人と繋がりがあると指摘。セネガル代表FWニコラス・ジャクソンのサポート役として獲得を画策しているようだ。
なお、同紙は獲得可能な推定移籍金を4000万ポンド程度(約77億円)と主張。果たして残りわずかとなった冬の移籍市場で動きはあるのだろうか。