<バスケットボールBリーグ2部(B2):山形79−75愛媛>◇第20節◇1日◇山形県総合運動公園
B2東地区6位の山形ワイヴァンズは西地区最下位の愛媛オレンジバイキングスとの接戦を制し、ホームでは41日ぶりとなる連勝を飾った。
第1クオーター(Q)は9点のリードを奪い、幸先の良いスタート。だが、第2Qに9連続失点などで徐々に追い上げられ、最後までどちらに転ぶかわからない展開となった。
石川裕一ヘッドコーチ(34)は「全然良くなかったですね…」と言葉を詰まらせた。課題に挙げたのはシュート成功率。2点シュート(P)は41本中17本、3Pは32本中12本と、成功率は50%にも満たなかった。
だが、マイナスには捉えない。この日13得点の白戸大聖(29)は果敢に打ち続けた。勝負の第4Q、54−50の開始13秒に2P、2分10秒には3本目となる3Pで8点リードを奪うなど、要所でチームを救った。「打ち切るメンタルというところで、どんなシュートでも『自分が打って決める』という気持ちを出した結果であれば、正直気にしない」と言い切った。
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明るい材料も得た。白戸含め5人が2桁得点をマークした。「コート内でしゃべる数が増えて、みんなが自分たちの良さを引き出そうとしている」と白戸。全員バスケで勝ちきった。
昨年12月29日の熊本戦から今季最長の7連敗を喫した。1月29日の福島戦でようやく25年初勝利を挙げ、連敗を脱出。「連敗中は外国籍選手に気を使ってではないですけど、ボールを集めて決めて下さいという感じだった」と振り返った。ここからが勝負だ。2日の試合で3連勝で飾り、プレーオフ進出に望みをつなぐ。【木村有優】
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