アストン・ヴィラは、スペイン代表MFマルコ・アセンシオとイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの獲得に近づいているようだ。1日、イギリスメディア『アスレティック』が報じた。
アセンシオの期限付き移籍による加入は、パリ・サンジェルマン(PSG)とクラブ間合意に達した模様。アストン・ヴィラが全額給与を負担することになるが、シーズン終了後の買い取りオプションは含まれない模様だ。
また、ラッシュフォードの獲得に向けては、買い取りオプションが付帯した期限付き移籍でマンチェスター・ユナイテッドとの交渉が大詰めを迎えているようだ。チャンピオンズリーグでプレーするチャンスに本人が魅力を感じており、ウナイ・エメリ監督も同選手のポテンシャルに期待を寄せているという。アストン・ヴィラはパフォーマンス関連のボーナスを提供し、給与の大部分を負担すると見られている。
現在29歳のアセンシオは、マジョルカでデビュー後、2015年夏にレアル・マドリードへと加入。レンタル先のエスパニョールで成長し、翌年夏からレアル・マドリードに合流した。同クラブでは公式戦通算286試合に出場して61ゴールを記録し、チャンピオンズリーグとラ・リーガを3度ずつ制した。2023年夏に契約満了でPSGへとフリー移籍。今季はここまで公式戦16試合の出場で2ゴールを挙げている。
一方、現在27歳のラッシュフォードは、7歳からマンチェスター・ユナイテッド一筋の生え抜き。2016年2月にトップチーム初出場を果たすと、デビュー戦から2試合連続でゴールを記録する華々しい登場を飾った。すぐさま主力に定着し、これまで公式戦通算426試合の出場で138ゴールを記録している。しかし、たびたびプロフェッショナリズムの欠如が指摘されており、今季途中から就任したルベン・アモリム監督の下では構想外に。公式戦出場は12月12日のプルゼニ戦が最後となっている。