ホンダ、米EV生産開始へ=今年末から、HV需要も対応

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2025年02月02日 21:01  時事通信社

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ホンダが米中西部オハイオ州で生産予定の新電気自動車(EV)ブランド「0(ゼロ)シリーズ」=1月7日、ラスベガス
 【コロンバス=米オハイオ州=時事】ホンダは2025年末から、米国での電気自動車(EV)生産を始める。中西部オハイオ州の完成車工場2カ所とエンジン工場1カ所の設備を更新。「EVハブ」と命名した。トランプ政権下でEVへの逆風も予想される中、最近人気のハイブリッド車(HV)も需要に応じて生産・供給できるよう準備している。

 EVハブには追加で3億ドル(約470億円)を投じる。22年に計画を発表した際には7億ドルの設備投資を表明しており、合わせて10億ドルを充てることになる。オハイオでの取り組みは今後、世界の生産拠点に広げる方針だ。

 ホンダは既に、米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発し、GM工場で生産されているEV2車種を北米市場に投入済み。単独では、まず高級車部門アキュラの新型EV「RSX」の生産を25年末にEVハブで始め、その後、新EVブランド「0(ゼロ)シリーズ」を製造する。電池は州内に整備している韓国のLGエナジー・ソリューションとの合弁工場から調達する。 

ホンダのメアリズビル完成車工場で電気自動車(EV)の電池パックを組み立てる従業員=1月29日、米中西部オハイオ州
ホンダのメアリズビル完成車工場で電気自動車(EV)の電池パックを組み立てる従業員=1月29日、米中西部オハイオ州

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