ロッテ・中村亮太「獲ってくれた恩を絶対にプレーで返したい」学生時代にユニホームを着て応援してたマリーンズで活躍するぞ!

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2025年02月03日 08:02  ベースボールキング

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ブルペンで投球練習するロッテ・中村亮太[撮影=岩下雄太]
 「昨日(2月1日)の縦縞のユニホームの時は、野球を始めた小学校3年生ときに初めてマリンスタジアムに行って亮太とアルファベットをアイロンでくっつけて、その時によく応援していた時のままのユニホーム。あの時、球場に応援に行っていた時の格好で野球をやって、鏡でユニホーム姿を見たときにファンの人かなみたいな感じがありましたね」。

 学生時代マリーンズファンだったロッテ・中村亮太は、マリーンズのユニホームを着てプレーできることに喜びを噛み締めて練習を行っている。

 投球面での武器はカーブとシンカー。「シンカーは自分の中で今まで決め球で使ってきた。今年は真っ直ぐで押しながら、真っ直ぐを活かすためにもいろんな人が言ってくれるんですけど、カーブが良いねと言ってもらえましたね」。

 「石川(柊太)さんにカーブを教えてもらっている途中。石川さんはすごいカーブを投げるので、いつもキャッチボールでも受けていて、これを投げたいというイメージ、すごくいいイメージを毎日もらっている。本当にそれを自分のボールにできるようにより磨きをかけてやっている感じです」と、さらなる向上を目指す。

 映像を見るとカーブは縦気味に落ちるカーブと、大きく曲がるカーブの2種類を投げているように見える。

 「そうですね。カウントを取る時は大きいカーブだったり、バッターがのけ反ったところから曲がったり、空振りを取りたい時は決め球として縦に。サインではカーブはカーブのままなんですけど、自分でそこはうまくキャッチャーにこういう時にこういうカーブを投げたいですと、コミュニケーションを取れていけたら意思疎通があるいいカーブが生まれてくるんじゃないかなと思っています」。

 右打者にインコースのカーブ、左打者のアウトコースに投げるカーブが良い。本人は「すごく繊細なわけでもないので、真ん中に左バッターだったら外から曲がってくる。右バッターの時はバッターの肩口から入る意識だけで狙っているだけで、真ん中という形ですかね」と明かした。

 移籍後初ブルペンとなった2日の投球練習では、佐藤都志也を相手に投げ込んだ。「自分の武器である変化球、コンビネーションの投球。ブルペンに入って佐藤都志也さんに受けてもらって、真っ直ぐも変化球もいつでもストライクが取れそうな制球力だねと言ってもらいましたね」と明かし、「一軍ではまだ物足りないところがあると思うんですけど、本当にやり返したい気持ちが強くあります」と続けた。

 入団直後には人見知りの性格だと話していたが、春季キャンプ2日を終えて、「みんな名前で呼んで話しかけてくれて、そんなに自分が硬くなる必要もなく、フレンドリーに接してくれる。同級生も鈴木昭汰、高野くんだったり、いろいろたくさんいるので、うまくやれているなと感じがします」と新しいチームメイトともコミュニケーションが取れている。

 現在は育成選手で背番号が『124』。学生時代に応援していた一軍のZOZOマリンスタジアムのマウンドに上がるためには、支配下選手登録になる必要がある。

 「本当に学生時代、学校の放課後に野球をやる時もマリーンズのユニホーム着てやっていたので、それがプロとして現実となってユニホームを着て、大好きだった地元のロッテでプレーできるというのは、本当に感動しましたし、獲ってくれた恩を絶対にプレーで返したい。まずは開幕一軍に行けるように。支配下登録できるようにやりたいなという強い気持ちが、逆に力みにならないように頑張っていきたいと思います」。

 ピンストライプのユニホームを着て一軍の公式戦のマウンドに上がるため、春季キャンプから全力でアピールしていく。

取材・文=岩下雄太

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  • 岩下が取材に来たら無視しろ。コイツに目をつけられたら終わるぞ。
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