新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜港沖に到着してから5年となる3日、当時の乗客らでつくる全国連絡会が、感染後に亡くなった乗客の冥福を祈り同港で献花した。
同会共同代表で、乗客だった平沢保人さん(69)は、感染症発生時は乗船者を降ろして、治療や検疫ができる体制の構築を求めており、「14人の死を無駄にしない。もう二度と船内隔離はやめてほしい」と訴えた。
全国連絡会は、集団感染を巡る国の検証は不十分だと指摘。二度と悲劇を繰り返さないために改めて検証が必要だと訴えており、政府に要請活動を行っているという。