バスケットボール女子日本代表のコーリー・ゲインズ(59)新ヘッドコーチ(HC)が3日、東京・北区の味の素トレーニングセンターで就任会見を行った。
【写真を見る】【バスケ】女子代表コーリー・ゲインズ新HC「日本のバスケをもっと成長させたい」 NBA名将の教えを代表に還元
NBAや日本でもプレイヤーとして活躍し、WNBAとNBAでも指導経験があるゲインズ新HC。女子日本代表では、2009年にアドバイザリースタッフ、2016年にアドバイザリーコーチに就任。2022年からは男子日本代表のアソシエイトコーチとしてパリ五輪にも帯同し、トム・ホーバスHCと共にチームをサポートしてきた。
ゲインズ新HCは「女子日本代表のヘッドコーチになる事が決まって、光栄ですし、誇りに思っている。日本に初めて来た時から、日本のバスケットをもっと成長させたいというのが自分のひとつの夢でもあった。その夢をこれから実現できる事を嬉しく思っている。初めて来た時の日本のバスケットの印象はすごく古いバスケットをプレーしている印象だった。そこは自分が変えていかないといけないという思いでこれまでやってきて、ヘッドコーチになって、もっとトライ出来る事も増えてくると思うので、自分の夢を実現出来るように頑張っていきたい」と抱負を語った。
また、2016年のニューヨーク・ニックス時代には、NBAの名将でもあるフィル・ジャクソン氏の元でアシスタントコーチを務め「コミュニケーションの大切さ」を学んだという。フィル・ジャクソン氏からは「“バスケットボール”は知っているけど、結局は人と人との繋がりでやっていくスポーツ。コミュニケーションが取れなかったら、チームとして上手くやっていけない」と話をされたという。
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「コーチとしてのキャリアを歩んでいくにつれて、なぜフィル・ジャクソン氏がそこまで重きをおいたのかが分かるようになった。色んな選手とコミュニケーションをとって、お互いやるべき方向を見ていきたい」。名将から教わった事を日本代表に還元していく。