苦しむマンUにさらなる痛手…L・マルティネスが負傷交代で指揮官も心配「深刻な状況」

　マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、負傷交代となったアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスの状態に言及した。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　プレミアリーグ第24節が2日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはホームでクリスタル・パレスと対戦。64分にジャン・フィリップ・マテタに先制点を許すと、89分にもマテタに追加点を奪われ、0−2で敗れた。

　この結果、公式戦4連勝を逃したマンチェスター・ユナイテッドは、今シーズンのリーグ戦最初のホーム13試合で7敗目を喫し、これはこの段階では1893−94シーズンと並んで最多の敗戦数になったことが伝えられている。

　131年ぶりのクラブワースト記録となってしまったことに注目が集まっている一方、この試合に先発出場していたものの、タックルをした際に左ひざ付近を負傷し、すぐに自ら交代を要求して82分に担架でピッチを後にする事態となっていたL・マルティネスの状態も心配されている。

　試合後、L・マルティネスの様子について聞かれたアモリム監督は「これは深刻な状況だと思う。私たちにとってはつらいことだ。彼は素晴らしい選手であり、ロッカールームでは強い個性を持っている。彼が毎日私たちを助けてくれるように、私たちも彼を助ける時が来た。選手なら、何かが深刻な時はわかるもので、彼らはそれを感じていた。彼にとってより良い日が来ることを祈ろう」と詳細はまだ判明していないものの、長期離脱となる可能性があることを示唆した。

　クリスタル・パレスに敗れたことで、順位が入れ替わり、13位に転落してしまったマンチェスター・ユナイテッド。前節のフルアム戦では決勝点を挙げるなど、ここまで公式戦32試合に出場して主力として起用されてきたL・マルティネスが、しばらく戦列離脱を余儀なくされることは、同クラブにとって大きな痛手となりそうだ。


【ハイライト動画】マンチェスター・ユナイテッドvsクリスタル・パレス