ディズニー・アニメーション映画『モアナと伝説の海2』が、昨年12月6日に公開されてからきのう2月2日までの約2ヶ月間に378万7828人を動員し、興行収入50億円を突破(50億440万円※12月5日の先行上映含む)したことがわかった。
【動画】『モアナと伝説の海2』方言スペシャル映像 全米では5日間のオープニング興行成績で映画史上No.1の興行収入記録を樹立し、さらに世界興収は約10億3679万ドル(約1614億円)と超特大ヒットとなっている。
社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』シリーズに続き、日本におけるディズニー・アニメーション史上歴代3位の大ヒットスタートを切った本作。その勢いは年を越えても衰えることがなく、前作『モアナと伝説の海』(日本公開は17年)の興行収入51.6億円越えも間近となっている。
劇場にはファミリー層やカップルだけでなく、10代〜20代の男女問わず友人同士のグループでの来場が目立ち、老若男女問わず幅広い世代が楽しめる作品であることが根強い興行につながっているようだ。
また、配給のウォルト・ディズニー・ジャパンでは、本作のヒットの要因の一つとして、リピーターの多さも挙げている。SNSには、「映画リピートするなんて久しぶり」という声から、「通算17回目!」「映画はリピートしても3回だから、モアナの9回は凄いことで…」といった投稿もあったという。
観客の心をつかんで離さず、また「モアナ」の世界に再び戻りたいと思わせる魅力の一つが、モアナをはじめとするキャラクターたちが歌い上げるミュージカル・ナンバーの数々。
モアナが危険な航海を前にして、大切な仲間や家族と離れることへの葛藤や心の迷い、それでも困難を越えてゆこうというモアナの決意が伝わる曲「ビヨンド 〜越えてゆこう〜」や、マウイが落ち込んだモアナを励ますパワフルなラップ調のナンバー「できるさ!チーフー!」、自分の心のままに生きられることへの喜びを歌う「帰ってきた、本当のわたしに」、モアナを惑わす存在マタンギがパワフルに歌う楽曲「迷え!」、モアナとモニやロトたち仲間が最高の冒険が待っていると歌う「最高の世界」など、何度聴いても新たな発見があり、それが本作の醍醐味だ。