セブン&アイ・ホールディングスの創業家による自社買収計画について、既に判明している米アポロ・グローバル・マネジメントに加え、米コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が出資を検討していることが3日、分かった。創業家側は最大9兆円とされる巨額買収資金の確保に向け、複数ファンドの相乗りも想定。事業会社では伊藤忠商事のほか、タイの財閥チャロン・ポカパン(CP)グループにも出資を要請している。
セブン&アイを巡っては、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールが昨年、7兆円規模の買収案を提示。創業家側もこれに対抗する形で買収・非上場化を提案したが、巨額資金を確保できるかどうかが焦点となっている。