モナコ移籍が噂されていたヘンダーソン…記者と口論「君たちは本当の情報を知らないんだ」

　アヤックスに所属する元イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、一部メディアに報じられた同クラブからの退団希望を明確に否定した。2日、イギリス紙『デイリー・スター』が伝えている。

　現在34歳のヘンダーソンはサンダーランドの下部組織出身で、コヴェントリーへの武者修行を経て2011年夏にリヴァプールへと完全移籍。2015−16シーズンにはスティーヴン・ジェラード氏から引き継ぐ形でキャプテンに就任し、12シーズンにわたってプレーしながらクラブに数々のタイトルをもたらした。2023年夏にはジェラード監督が率いていたアル・イテファクに加入したものの、わずか半年で退団。昨年1月から加わったアヤックスでは、ここまで公式戦通算45試合出場8アシストを記録している。

　ベテランの域に達しながらキャプテンとして今季もアヤックスの中盤を支えるヘンダーソン。しかし、一部メディアは同選手がアヤックスからの退団とモナコへの加入を要求したと報道。先月30日開催のヨーロッパリーグ・ガラタサライ戦では、腕章を巻かずにプレーしていた。

　そんななか、ヘンダーソンが去就に関する質問を投げかけた記者と口論に発展したという。同紙によると、モナコへの移籍を希望しているか問われた同選手は「何を根拠に？」と反論。「監督が僕がモナコへ行きたがっていると言ったって？それは大きなオファーがあったから？そんなことは事実ではない」と一部メディアによる報道を明確に否定した。

　一方で「アヤックスが売りたがっていたと言ったのか？彼らは交渉中だったので、そうだったのだろうと思う。移籍金について話し合っていたわけで、細かいことが問題じゃない」と交渉自体の存在はあった様子。「真実は知っているし、何が起きたのかも分かっている。でも、ここで詳細を話すつもりはないし、その必要もない。君たちは話せるみたいだけどね。99パーセントは事実ではなかったよ」と述べつつ、「ここに座って弁明する必要なんてない。君たちは本当の情報を知らないんだ」と口にしている。