文庫本のような見た目に一目惚れした日記帳「マイブック」。いつも日記が続かない筆者ですが、自然と書きたくなるような工夫が満載だったので紹介します。
●文庫本のような日記帳
「マイブック」は、新潮文庫が1999年から販売しているロングセラー商品で、価格は473円(税込み)。特に2025年のマイブックは、SNSでの流行をきっかけに増刷を重ねるほどの人気ぶりです。
中身は、1日1ページ365日分の日付だけというシンプルな構成。余計な文字や線などはないので、日記としての使い方をはじめ、スクラップブックやイラスト帳など好きなように使いやすいのも魅力です。
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ここまでシンプルだからこそ、定型にとらわれず自由に書き続けられます。今日は一文だけ、今日はイラストだけという日もありますし、なにしろ365日分あるので無理のないペースで書いています。
●隅々まで“文庫本らしさ”があふれている
筆者が特におもしろいなと思ったのが、サイズだけでなく隅々まで文庫本らしさがあるということ。背表紙に振られた番号や、裏表紙の説明書き、さらには著者やあとがきを記せるスペースも用意されています。
細かい部分まで単行本に寄せたデザインに心がときめきました。日記をつけていくことで一冊が完成するので、自然と書くことが楽しみになります。
●書き心地や使用感
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紙も本のような薄い質感なので、ペンによってはインクや筆圧が裏に移りやすいです。また、1月や12月など端にある月は本が開きにくく、若干文字が書きにくく感じました。しかし、約1カ月使い続けるうちに書き心地にも慣れてきたので、大きな問題はありません。
うれしいポイントとしては、しおりのひもが付いていること。最後に書いた日の目印となるので便利です。
また、本を持ち歩く感覚で携帯できるので、出先でも手軽に日記を書けます。2025年が終わるとき、完成した本書を見返すのが今から楽しみです。