3日、ウェストハムがブライトンからアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンを期限付きで獲得したことを発表した。契約期間は今季終了後の2025年6月までの半年間と発表されている。
現在20歳のファーガソンは、母国アイルランドのボヘミアンFCでプロデビュー。2021年1月にブライトンへと加入し、当初はU−23ユースチームでプレーした。2022年1月にはFAカップでトップチームデビューを果たすと、翌シーズンに公式戦25試合出場10ゴール3アシストを記録。昨季も公式戦36試合に出場するなど、順調に出場機会を増やしていたものの、今季は公式戦15試合1ゴールのみとなっていた。
同じプレミアリーグのフラムやチェルシーからの関心も報じられていた“注目株”であったが、ウェストハムへの加入が決定した。また、イギリスメディア『スカイスポーツ』によれば、ブライトンは今回の移籍でウェストハムから多額のレンタル料を受け取っており、ウェストハムが同選手の給与を全額負担。この移籍には買取OP等は含まれていないという。
ウェストハムには1月よりグレアム・ポッター監督が就任しており、ファーガソンにとっては2年半ぶりの再会となる。今回の移籍に際しファーガソンは、「ウェストハムに来ることができて本当に嬉しい。とてもいい気分だ。ここに来ることは僕にとって大きなチャンス。監督のことをよく知っているし、また彼の下で働けることを楽しみにしているよ」と、恩師の下で再び輝きを見せることに意気込みを見せた。
また、ウェストハムはポッター監督のコメントも併せて発表。2年半ぶりの愛弟子との再会に喜びと期待を感じさせた。
「エヴァンはとてもよく知っている選手なので、彼を獲得してくれた理事会に感謝しています。彼はストライカーとして優れた資質を多く備えており、今後数カ月にわたってチームに貢献してくれると信じています。彼をチームに迎え入れ、彼の活躍を期待しています」