トッテナムは3日、バイエルンからU−21フランス代表FWマティス・テルがレンタル加入することを発表した。
現在プレミアリーグで14位と苦戦するトッテナムが、巻き返しを図るシーズン後半戦に向けてアタッカーの補強に成功した。レンタル期間は今シーズン終了までの約半年間で、新天地での背番号は「11」に決定。契約には夏の発動可能となる買い取りオプションも付随しており、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、その額は6000万ユーロ(約96億円)に設定されているようだ。
現在19歳のテルはレンヌの下部組織出身で、2021年8月にクラブ史上最年少の16歳3カ月19日でトップチームデビューを飾った。2022年にバイエルンへ加入すると、初年度から一定の出番を確保し、クラブ史上最年少ゴールをマーク。センターフォワード(CF)やウイング(WG)など前線のポジションを幅広く務め、ここまで公式戦通算83試合で16ゴール7アシストをマークしている。
分厚い選手層に阻まれ、出場機会が限定的となっていたテルは今冬のバイエルン退団を希望。アーセナルやチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せていたなか、一度はオファーを拒否したとも報じられたトッテナムへ活躍の場を移すこととなった。
【動画】トッテナムがFWテルを買取OP付きレンタルで獲得!
He's here. Tel a friend 🗣️ pic.twitter.com/b9ELdatWar— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) February 3, 2025