三菱UFJ銀行の元支店長代理の女が練馬支店の貸金庫から金塊を盗んだとして逮捕された事件で、警視庁は女が同じ支店で顧客の貸金庫から、さらに金塊2キロを盗んだとして再逮捕しました。
捜査関係者によりますと、窃盗の疑いで再逮捕されたのは、三菱UFJ銀行の元支店長代理の今村由香理容疑者（46）で、去年3月、当時勤めていた練馬支店で、顧客の男性の貸金庫から金塊2キロおよそ2200万円相当を盗んだ疑いがもたれています。
今村容疑者は容疑を認めるということです。
盗んだ金塊は、その日のうちに都内の質店に持ち込み、現金に換えていて、ほかの客の貸金庫から盗んだ現金の補填に充てていたとみられるということです。
今村容疑者は先月、練馬支店で男性客2人の貸金庫から金塊19.5キロ、およそ2億6000万円相当を盗んだとして逮捕されていました。
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今村容疑者は、これまでに逮捕前の任意の調べで「2013年ごろにFX取引や競馬などでおよそ700万円の借金を抱えた」という趣旨の話をしていて、その後も投資やギャンブルなどで10億円以上の損失を出していたことがわかっています。
警視庁は今村容疑者が勤務していた練馬支店など3支店で、現金10億円以上と金塊などの金品、時価総額7億円以上を盗んでいたとみて、余罪を調べています。
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