エンバペに対するタックルの判定が物議を醸す中で…エスパニョール対レアルを担当した主審とVARの2名を処分へ

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2025年02月04日 19:37  サッカーキング

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危険なタックルを受けたエンバペ[ 写真]=Getty Images
 スペインサッカー審判技術委員会(CTA)は、1日に行われた『ラ・リーガ第22節 エスパニョールvsレアル・マドリード』を担当した2名の審判員に対して、処分を科す方針のようだ。3日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 事の発端となったのは、1日に行われた『ラ・リーガ第22節 エスパニョールvsレアル・マドリード』における60分頃のひとつの判定だ。エスパニョールのDFカルロス・ロメロが、カウンターに転じたレアル・マドリードのFWキリアン・エンバペをファール覚悟で止めようと試みたものの、その際に危険極まりないタックルを敢行。しかし、主審を務めたムニス・ルイス氏がイエローカードを提示すると、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を担当したイグレシアス・ビジャヌエバ氏も判定に進言せず、このまま試合は再開されていた。

 そんな同試合は、渦中のカルロス・ロメロが決勝点を記録する展開となり、エスパニョールが1−0と勝利を収めたのもあって、レアル・マドリード側から当該の判定を巡った不満が爆発。カルロ・アンチェロッティ監督が「VARがレッドカードを出さなかったのは不可解」と語った他、クラブは公式テレビや公式サイトを通じて、今回の一件に対する声明を発表している。

 そうした中で、CTAは前述した2名の審判員に処分を科す模様。『マルカ』によると、処分内容は明らかにされていないものの、昨シーズンにヘスス・ヒル・マンサーノ審判員(レアル・マドリートとバレンシア戦でベリンガムのゴール取り消し判定)が約1カ月に渡って試合担当を外されたことを踏まえれば、両者も同期間程度の割り当て停止となることが見込まれている、と伝えている。

 なお『マルカ』は、この処分はレアル・マドリードによる批判に屈した行動や反応ではないと指摘している。

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