昨年末から無所属のウィリアン、フルアムへの復帰が迫る！　メディカルチェック完了で6カ月契約を締結へ

　元ブラジル代表FWウィリアンがフルアムへの復帰に迫っているようだ。4日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

　現在36歳のウィリアンは母国ブラジルのコリンチャンスで育成年代を過ごし、2005年よりトップチームに昇格。2007年夏にシャフタールへ加入すると、5シーズン半に渡ってウクライナで活躍した。2013年夏にはチェルシーへと完全移籍で加わり、公式戦339試合出場63ゴール62アシストを記録しながら2度のプレミアリーグ制覇やリーグ杯、FAカップ、ヨーロッパリーグ（EL）優勝に貢献。その後はアーセナルとコリンチャンスでのプレーを経て、2022年夏から2年間にわたってフルアムに所属した。

　昨シーズン終了後にフルアムを退団し、昨年9月にオリンピアコスへ加入したウィリアン。迎えた今シーズンは公式戦11試合に出場していたものの、負傷の影響もあり満足な出場時間を得られなかったため、昨年末に双方合意のもとで契約を解除していた。そんななか、以降は無所属の状況が続いている同選手がフルアム復帰に迫っている模様。今冬の移籍市場は閉幕したが、フリー移籍のため獲得が可能となっている。『デイリー・メール』によると、契約期間は今季終了までの6カ月間。すでにメディカルチェックを終えており、今後正式なサインが行われるようだ。

　プレミアリーグ24試合を消化した現時点でフルアムは9位につけており、EL出場圏内の6位マンチェスター・シティとは5ポイント差。同クラブに在籍した2年間で公式戦67試合出場10ゴール7アシストを挙げていたウィリアンの復帰は、残りのシーズンを戦い抜く上で大きな後押しとなりそうだ。