週刊少年マガジンは5日、現役の美術大学・芸術大学学生に限定した漫画賞『卒業制作漫画賞!!』の受付をスタートさせた。応募作品は卒業制作限定となり、大学の卒業制作で作った漫画作品をそのまま賞に応募することができる。
【画像】応募者ゼロの覚悟…謎の漫画賞『卒業制作漫画賞!!』ビジュアル 週刊少年マガジン編集部では現在、週刊誌「週刊少年マガジン」、月刊誌「別冊少年マガジン」、アプリ「マガポケ」に掲載される漫画を日々制作している。電子書籍がメジャーになり、世に送り出される漫画作品の数は年々増加する一方だが、同様に、漫画文化がメジャーになったことで漫画を描く人口も急増しているという。この新人漫画戦国時代において、週刊少年マガジンは「美術・芸術を学ぶみなさまに熱いラブコールを送りたいと思います!」とエール。
なぜ、応募者を美大・芸大生に限定するのか?は、「ふつうは漫画賞って「できるだけ広く多くの作品を集める」のを目的とするんですが、今回は敢えて、応募ゼロも覚悟で、「限定」しまくってみました。それだけ「尖った」才能を求めているからです!」と説明。
「週刊少年マガジン編集部は多種多様な作品を生み出しています。クラスメイトの多くが読んでいるような王道少年ファンタジーから、隠れて読みたいセクシーなラブコメディ、ほのぼのとした日常系まで、そのジャンルはとても幅広いです。そんな編集部ではございますが、今回の賞では「ゴリゴリに尖った個性派作品」との出会いを期待しています」と期待を寄せた。
また、「今回の漫画賞は日々課題制作で忙しい美大・芸大のみなさまが応募しやすいように、史上初の卒業制作そのまま応募限定とします! もしあなたの卒業制作が漫画なのであればそのままついでにご応募ください。少年誌向けじゃなくっても、他誌に担当がいても、他誌で賞をとった作品でも、あなたが美大生・芸大生で、それが卒業制作の漫画であれば、そのまま応募可能で、賞金がもらえる可能性があります。条件は「魂のこもった卒業制作であること」のみです!」とし、応募者先着30人限定で「2万円分のAmazonギフトカード」をプレゼントすると伝えた。賞金は金賞30万円、銀賞20万円、銅賞10万円となっている。