GI・2勝を挙げたショウナンパンドラの半弟となるオールナット(牡4、栗東・高野友和厩舎)が、東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
オールナットは父サトノダイヤモンド、母キューティゴールド、母の父フレンチデピュティという血統。半姉のショウナンパンドラは14年の秋華賞と15年のジャパンCの覇者。伯父のステイゴールドは01年の香港ヴァーズを制し、種牡馬としても大活躍した。
ここまで8戦4勝。一昨年10月にデビュー勝ち。その後はクラシックを目指したが賞金加算を果たせず、2勝目は昨年6月の函館にずれ込んだ。転機は昨秋。距離を1800mに短縮したことが奏功し、2勝クラスと3勝クラスを連勝。一気にオープン入りを果たした。
今回は初のマイル戦となるが、ここ2戦の走りを見る限り、プラスに出る可能性は十分にある。今後を占う大事な一戦。姉が牡馬の強豪を倒した府中で、初タイトル獲得といきたい。