被害者の同僚悲痛「トラブルに遭う人じゃない」 東大阪の切断遺体

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2025年02月05日 16:28  毎日新聞

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毎日新聞

神岡孝充さんの遺体の一部が発見された現場付近=東大阪市で2025年1月30日午前10時35分ごろ、岩本一希撮影

 東大阪市の山中で切断された遺体が見つかった事件で、遺体は国土交通省職員の神岡孝充さん(52)=大阪市中央区日本橋2=であることが明らかになった。神岡さんの死亡を知った同僚らは「トラブルに巻き込まれるような人じゃない」と声を震わせた。


 神岡さんは2022年春から航空保安大学校(大阪府泉佐野市)の会計課長を務め、業者との契約業務などを担当していた。勤務態度はまじめで、同僚の一人は「仕事をしっかりやってくれる人。人付き合いもいいし、部下の面倒見もいい」と話す。


 官公庁の仕事納めだった昨年12月27日、神岡さんはオンラインで勤務。午後3時ごろに仕事を終えた後、年末年始の休暇に入った。


 この同僚は別の職員を通じて年末、神岡さんの行方が分からなくなっていると知らされた。年明けも神岡さんは職場に姿を見せず、不安を募らせていた。


 しかし、大阪府警の捜査で遺体は神岡さんと特定。別の同僚は「何かの間違いで、別人であってほしいと願っていたのに……」とうなだれた。


 府警は神岡さんの遺体を遺棄したとして、神岡さんと同じマンションに住む無職、大木滉斗容疑者(28)を死体遺棄容疑で逮捕。神岡さんが死亡した経緯を知っているとみて追及する。【斉藤朋恵】



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  • どこでどんなトラブルに巻き込まれるか分からない。でも人は安心したいがために「トラブルに巻き込まれる人にはそれなりの理由があるはず」と考える。それが被害者叩きの要因の一つでもある
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