一般社団法人日本民間放送連盟(民放連)は5日、フジテレビの遠藤龍之介副会長(69)から、民放連会長の辞意表明があったと、サイト内で明らかにしました。遠藤氏は、芸能界を引退した中居正広さん(52)をめぐる女性トラブルで、1月27日の会見に出席していました。SNS上では「逃げてる人より堂々としてる」「潔い」などの声が寄せられています。
民放連によると、遠藤氏から辞意の申し出があったといいます。サイト上では「フジテレビの出演タレントと女性に関する一連の事案により、私が民放連会長を続けることは適切ではないと考えている。後任の会長の選定手続きを速やかに進め、次期会長に職務を引き継げるようになった段階で会長職を退きたい」と説明しています。
遠藤氏は1月27日の会見で、約10時間半にわたり記者の質問に応対しました。会見翌日には3月末に予定されている第三者委員会の調査結果公表後をめどに、同局の副会長を辞任するとも表明していました。
ネット上では潔く身を引く遠藤氏と対照的に、「フジテレビのドン」と呼ばれ、相談役を務める日枝久氏(87)の責任を追求する声も広がっており、「日枝氏はどうするの?」との意見も見られました。
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会見では、日枝氏の責任を追及する記者の質問に対して、遠藤氏は「第三者委員会の報告を一つのメドに、それぞれの役員がそれぞれの責任を取るべきだと思っている」「それは上級役員すべてに波及するものだと思っております」と踏み込み、「この表現でご理解いただけますでしょうか」と理解を求めていました。