フル出場した伊東純也(画像は先月のパリ・サンジェルマン戦)[写真]=Getty Images クープ・ドゥ・フランスのラウンド16が6日に行われ、ブルゴワン・ジャリュー(5部)とスタッド・ランスが対戦した。
モナコとのラウンド32をPK戦の末に突破し、3大会連続となるラウンド16へと駒を進めたスタッド・ランス。対するは5部カテゴリーながら名門リヨンを下してラウンド32を勝ち抜いたブルゴワン・ジャリューだ。快進撃を続ける相手との一戦に、スタッド・ランス所属のMF伊東純也、MF中村敬斗、DF関根大輝が先発出場。今月3日に監督解任へと踏み切ったなか、関根は加入後初スタメンとなっており、初めて“日本人トリオ”がスタートから揃って起用された。
試合は立ち上がりからスタッド・ランスが主導権を握るものの、ブルゴワン・ジャリューも粘り強い守備で対応。互いに決定機を作れないまま時間が経過する。前半終了時点でのシュート数はブルゴワン・ジャリューが1本、スタッド・ランスが9本。支配率にも両チームで大きな差があったが、スコアレスでゲームはハーフタイムに突入した。
暫定的にスタッド・ランスの指揮を執るサンバ・ディアワラ氏(アシスタントコーチ)は、後半頭から交代を実施。前半に存在感を放っていた中村がピッチを退いた。こう着状態が続くなか、61分にアクシデントが発生。中村に代わって投入されたジョルダン・シエバチュが右ひざを痛めてプレー続行が困難に。今冬加入の新戦力が無念の負傷交代となり、同タイミングで関根も交代となった。
そのままスコアは動かず90分が終了。規定によりゲームはすぐさまPK戦を迎えた。先行はブルゴワン・ジャリューとなり、1人目のキッカーが成功。しかし、スタッド・ランスはウマル・ディアキテのキックがGKにストップされてしまう。それでも、2人目はブルゴワン・ジャリューがGKに止められ、スタッド・ランスは成功。3人目はアウェイチームだけが決め切り、リードを奪う。さらに、スタッド・ランスのGKアレクサンドル・オリエロが3連続ストップを披露する。決めれば勝ち抜きの場面で伊東が失敗してしまうものの、5人目が成功させてスタッド・ランスがPK戦の末に勝利。クープ・ドゥ・フランス準々決勝進出を決めた。
【スコア】
ブルゴワン・ジャリュー 0−0(PK:2−3) スタッド・ランス
【得点者】
なし