グローバル化の進展によって、海外駐在、外資系企業でなくても、ビジネスシーンで英語を使う局面が増えている。そうした中、e-LIFEWORK(東京)が提供する「大人の英検一発合格塾」は、英語を日常的に使用する仕事に従事している人を対象に「英語を使う仕事」に関する調査を実施した。調査期間は2024年12月26日〜2025年1月6日、20代〜50代の男女333人にヒアリングした。
まず、英語を使う仕事に就いたきっかけを聞くと、「業務内容の変化により、英語を使用する必要が生じたため」が36.0%でトップに。2位が同率で「希望する業界や職種で英語が必須だったため」と「偶然、英語を使用する機会が多い職場に就職したため」で26.4%となった。意外にも自分で選んで英語を使う仕事に就いたわけではなく、業務内容の変化により仕事で英語が必要になった人が多いようだ。
「現在の仕事で英語を使用する具体的な業務内容」については「英語資料や契約書の翻訳・作成」(15.6%)、「メールや文書でのビジネスコミュニケーション」(15.1%)、「顧客対応(メール・電話・対面)」(14.7%)という順になった。回答結果は散らばっており、仕事において英語を使用する業務内容は多岐にわたっていることがうかがえる。
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「英語を使う仕事に就いてどう思うか」という質問では、「英語を使うのは大変だが、やりがいを感じている」(31.3%)が最も多く、2位は「やりがいがあり、非常に満足している」と「英語を使うことにストレスを感じることもある」が19.2%で続いた。英語を使う仕事に就いている人はその半数以上が仕事にやりがいを感じているようだ。
他方、英語を使う仕事に就くために行った英語の学習方法で最も多いのは「自主学習(本や教材を利用)」(47.5%)、以下「オンライン学習(英会話、アプリ、動画等)」(33.9%)、「英会話スクールの受講」(27.6%)と続いた。さらに、英語を日常的に使用する仕事に従事している人の70%以上が、英語を使う仕事に就く際に何らかの「英語に関する資格」を保持しており、必要に迫られて使う人が多いことを踏まえると、普段からその時に備えて英語の学習を進めておいた方が良いのかもしれない。実際、英語を使う仕事に就く際に英語に関する資格を保持していた人のうち約9割が、「英語を使う仕事に就く上で、英語の資格を取得することは重要」だと考えている。
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