UEFA、CL決勝トーナメントにおける延長戦廃止を検討か…近年のプレータイム増加を考慮?
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2025年02月07日 15:27 サッカーキング
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UEFAがCLのさらなる改革を検討? [写真]=Getty Images 欧州サッカー連盟(UEFA)がチャンピオンズリーグ(CL)のさらなる改革を検討しているようだ。5日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
UEFAは今シーズンよりCLの大会フォーマットを大幅に変更。昨シーズンまでのグループリーグ制が廃止となり、全36チームがそれぞれ8試合を戦い順位を決するリーグフェーズが導入された。その結果、強豪同士の対戦も大幅に増加。リールやアストン・ヴィラなどが躍進した一方で、レアル・マドリードやマンチェスター・シティが苦戦を強いられるなど、これまでになかった展開が見られた。
今回の報道によると、大会を主催するUEFAはさらなる改革として、決勝トーナメントにおける延長戦の廃止に乗り出す可能性が浮上しているという。現行のレギュレーションでは、一発勝負の決勝戦を除き、2試合合計180分間で決着が付かなかった場合に15分ハーフの延長戦を行うこととなっている。しかし、UEFAは選手のプレータイムが近年増加の一途を辿っていることを考慮し、延長戦を行わず、即座にPK戦で決着を付ける案を検討しているようだ。
近年のサッカー界では過密日程に伴う選手のプレータイムの増加が大きな問題となっており、マンチェスター・シティ所属のスペイン代表MFロドリやリヴァプール所属のブラジル代表GKアリソン、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督らを筆頭に、現役選手や指導者から苦言が相次いでいる。
なお、『ガーディアン』によると、延長戦の廃止については決定的な案が提出されたわけではなく、あくまで議論のテーブルに乗っている段階だという。仮にこの案が採用されるとしても、現行の放映権契約が終了する2027年以降となる可能性が高いようだ。
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