サントス復帰戦を終えたネイマールが想いを語った [写真]=Getty Images アル・ヒラルからサントスへ復帰したブラジル代表FWネイマールは5日、カンピオナート・パウリスタ(サンパウロ州選手権)第7節ボタフォゴ戦で、古巣での“再デビュー”を果たした。試合後、ブラジルメディア『カゼTV』で自身の想いを語った。
17歳にしてサントスでプロデビューを飾ったネイマールは、2013年夏に加入したバルセロナで公式戦186試合出場105ゴール76アシストという成績を残し、4年間で9つのタイトル獲得に貢献。その後、パリ・サンジェルマン(PSG)を経て、2023年夏にアル・ヒラルへ活躍の場を移すも、同年10月に左ひざ前十字じん帯と半月板を損傷する大ケガを負い、1年以上に渡る戦線離脱を強いられることとなった。
昨年10月には約1年ぶりの実戦復帰を果たしたものの、サウジ・プロフェッショナルリーグ後半戦の登録メンバーから外れ、6月末まで残っていた契約を今冬に解除。古巣サントスへの復帰を決断した。
そんなネイマールは自身の誕生日に迎えた古巣復帰戦で後半開始から登場。試合は1−1のドローで終了したが、ネイマールは緩急をつけた巧みなドリブルや鮮やかなステップからのシュートなど“違い”を見せた。
試合後、ネイマールは「プレイする準備はできているよ。長い間、深刻なケガをしていて、復帰後にまたケガをしてしまったから90分のプレーはまだできないけれど、トレーニングするベースはできている。自分には幸せを感じられる試合が必要だったし、今日はピッチの上で幸せを感じた。最近、色々な議論が湧き上がった。(前所属クラブのアル・ヒラルを率いる)ジョルジェ・ジェズス監督が、僕のことを『フィジカル的にチームについていけていない』と話したときには腹が立った」と、自分はプレーできる状態であると説明。
続けてネイマールは「トレーニングでは全く違ったんだ。僕は他の選手たちと同じようにプレーできたし、グループで自分は決定的な存在だった。ジェズス監督は間違ってると言いたい。このことについて話したり、論争を起こしたりするのは好きじゃないけど、これが現実さ。ピッチに立ったら、“違い”を見せられることはわかっていた。サッカーのフィールドは、あらゆる批判、発言、そして他の人たちが自分についてどう思っているかという類のことから自分を守れる唯一の場所。自分にとってピッチの上はそういう場所なんだ」と話し、自分はフィールド上で輝けると主張した。
【ハイライト動画】ネイマールの復帰戦、カンピオナート・パウリスタ第7節サントス対ボタフォゴ