現在はコモを率いているセスク監督 [写真]=Getty Images コモを率いるセスク・ファブレガス監督にブンデスリーガ行きの可能性が浮上しているようだ。6日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
報道によると、昨シーズンのブンデスリーガを無敗優勝のレヴァークーゼンに次ぐ2位で終え、今シーズンも上位争いに身を置いているシュトゥットガルトが、セスク監督の招へいを検討しているとのこと。2023年4月から指揮を執るセバスティアン・へーネス監督に今シーズン終了後の退任の可能性が浮上していることを受け、後任候補の一人としてリストアップしているようだ。
へーネス監督はバイエルンの下部組織やホッフェンハイムを率いた後、シュトゥットガルトの指揮官に就任。最下位に低迷していたチームを瞬く間に立て直しブンデスリーガ残留に導くと、2年目の昨シーズンは15年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。『ビルト』によると、シャビ・アロンソ監督にレアル・マドリード行きの噂が挙がっているレヴァークーゼンや、ヌリ・シャヒン前監督を解任し、ニコ・コヴァチ監督と2026年6月末までの短期契約を締結したドルトムントらが、今シーズン終了後にオファーを提示する可能性があるという。
現役時代にアーセナルやバルセロナ、チェルシーなどで活躍したセスク監督は、引退後の2023年7月にコモの下部組織で指導者キャリアをスタート。その後、トップチームの暫定監督とアシスタントコーチを経て、昨年7月に正式に指揮官就任を果たした。セリエA昇格初年度の今シーズンはここまで23試合を消化し、5勝7分11敗の成績で15位につけている。
現役時代は一度もブンデスリーガでプレーしたことのないセスク監督。果たして指導者としてドイツの地にやって来ることになるのだろうか。シュトゥットガルトのへーネス監督の去就とともに注目が集まる。