レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エンバぺ[写真]=Getty images レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エンバぺが8日に行われるラ・リーガ第23節アトレティコ・マドリード戦に向けた意気込みを語った。7日、スペインメディア『アス』が同選手のコメントを伝えている。
今シーズン2回目、通算176回目となる“マドリード・ダービー”は、首位レアル・マドリードと2位アトレティコ・マドリードの勝ち点差がわずか1ポイントのみで迎えることになった。まさに“天王山”となる今回の対決に向けて、「楽しみ」と語ったのは今季より“白い巨人”の一員となったキリアン・エンバぺだ。第8節(1−1△)では負傷によりメンバー外となっていたため、今回が自身初の“マドリード・ダービー”となる。
序盤はラ・リーガへの適応に苦しみ調子を落としていたものの、徐々に本来の力を取り戻し現在ラ・リーガ得点ランク2位の15点を記録。1位のロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)の18点に迫る勢いでゴールを量産している。
絶好調で臨むアトレティコ・マドリードの試合について「どの試合でも常に勝つことを目標としている。だけど、相手はアトレティコだ。僕はマドリード・ダービーが初めてだけどマドリディスタ(レアル・マドリードファンの愛称)にとって重要な一戦であるし、勝ち点差を考えても、なおさら勝利にこだわる必要がある」と勝利に対するこだわりを見せた。
また、アトレティコ・マドリードにはMFアントワーヌ・グリーズマンやMFトマ・レマルといったフランス代表で共にプレーした経験がある選手が在籍していることについては「良い関係の相手と対戦する方が楽だと思っているよ。なぜなら、お互いがそれぞれのクラブのために戦っているだけということが分かっているからね」と、コメント。選手個人とは良好な関係を築いていることを強調した。
最後に、“マドリディスタ”に向けて「彼らはいつも僕たちと一緒にいてくれる。いつものように素晴らしい雰囲気になるだろうし、彼らがレアル・マドリードの勝利に貢献してくれると確信している」と、普段の手厚いサポートに感謝しながら、重要な一戦も支えてくれるように訴えた。
タイトルレースの命運を握る今回の“マドリード・ダービー”。世界中が注目する一戦は現地時間2月8日21:00(日本時間9日5:00)にキックオフとなる。
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