ドラマ『きみは面倒な婚約者』でW主演を務める田辺桃子、堀夏喜(C)テレビ朝日 人気コミック『きみは面倒な婚約者』が、FANTASTICSの堀夏喜と田辺桃子のW主演で実写ドラマ化されることが決定した。ドラマはTELASA(テラサ)オリジナル作品として全6話の『ダイヤ編』が3月3日正午から配信され、3月28日深夜1時30分からは、テレビ朝日で特別編集版のほか、ドラマ撮影の舞台裏やキャストのコメントを収めた『プラチナ編』の放送も決定している。
【比較画像】コミックを完全再現!密着する堀夏喜&田辺桃子 原作は椎野翠氏・兎山もなか氏による同名漫画。2017年に連載がスタートし、紙・電子を合わせた累計発行部数は200万部を突破。各電子書籍サイトでもランキング上位を獲得している。
本作の舞台は、老舗洋菓子メーカー「加治屋フーズ」。田辺演じるヒロイン・加治屋紫乃は、社長令嬢でありながら会社に勤務する広報部員。そして紫乃の父親が政略結婚のために決めた婚約者で、営業部のエース・橘はじめを堀が演じる。仕事も完璧、ルックスも申し分ないパーフェクトな婚約者のはずが、婚約から3年が経っても、橘は紫乃との関係を進展させようとしない。そんな中、新入社員の花澤優衣が配属され、橘が指導係を担当することに。優衣と接する橘の姿を目にした紫乃は、これまで感じたことのない胸騒ぎを覚え、2人の関係に疑念を抱くようになる。誤解が誤解を生み、すれ違い続ける2人のもどかしすぎるオフィスラブが描かれる。
この“シゴデキ王子”橘を演じる堀は、FANTASTICSのパフォーマーとして活躍する傍ら、俳優としても『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(2021年)、『サブスク不倫』(2023年)などのドラマ出演を経て、2024年には『スパイの人事部』で連続ドラマ初主演を果たした。そんな堀が演じる橘は、社内でも一目置かれるエリート営業マン。クールで完璧主義ながら、実は紫乃に対しては人知れず思い悩む姿も持ち合わせている。ビジュアル撮影を終えた堀は、「王子様みたいと言われましたが、そんなことを言われ慣れていなくてすでにプレッシャーを感じています(笑)」と照れながらコメント。さらに、「撮影が始まる前から“腹筋は割っておいてください”と言われたので、しっかり仕上げて臨みます」と、役作りに向けた意気込みを語った。
一方、ヒロインの紫乃を演じる田辺は、ドラマ『癒やしのお隣さんには秘密がある』(2023年)で主演を務め、『お迎え渋谷くん』(2024年)ではヒロインを担当。本作で演じる紫乃は、社長令嬢でありながら仕事に真剣に向き合う努力家。気遣いのできる女性だが、時には頑固な一面も持つキャラクターだ。田辺は紫乃について、「どこか自分を客観視していて、物語の語り部のような立ち位置にいる」「気負わず、でもただ優しいだけじゃない素直さがとても魅力的」と分析。「その優しさを見せている反面、気持ちで身体が動いてしまう、という2面性をどう表現するかが大切だと思っています」と役柄への思いを語った。
また、本作にはドラマオリジナルの要素も加わることが決定している。原作にはない新たなエピソードや、実写ならではの演出が加えられることで、コミックファンにも新鮮な驚きを提供する内容となる。原作者の椎名翠と兎山もなかは、「ドラマ化は1つの夢でした。キャストのビジュアルを見てドキドキしています」と喜びを語るとともに、「堀さんは“完成された美”という印象の中にある可愛らしさが、橘の二面性とマッチしている。田辺さんは、その存在感だけで紫乃の魅力が伝わってくる。どのように演じられるのか本当に楽しみ」と、期待のコメントを寄せた。
さらに、情報解禁と同時に公開されたビジュアルでは、小説版『きみは面倒な婚約者』の表紙を完全再現。原作の世界観を忠実に実写化することへのこだわりが垣間見える仕上がりとなっている。
■堀夏喜(橘はじめ・役)コメント
これまで少女漫画ってあまり読んだことがなかったのですが、こんなにもキュンキュンするものなのかと、キュンキュンしすぎて倒れそうでした(笑)。1個1個のセリフが頭に残るものが多いし、とにかく主人公2人がまっすぐなんですよね。そこにとても魅力を感じています。
――これから撮影が始まりますが、どんな役作りをして臨まれますか?
橘はじめは本当に完璧な男で、今日のビジュアル撮影でも皆さんに「王子様みたい」と言っていただいたのですが、言われ慣れていないのでもうすでにプレッシャーを感じています(笑)。でもやはり、そのイメージ像は作っていきたいと思いますし、お話をいただいた段階から「腹筋は割っといてください」と言われていますので、腹筋は割って臨みます!
――情報解禁ビジュアルを撮影してみて、いかがでしたか?
原作の表紙ビジュアルが実写になるというだけでなく、僕らの人間性もふまえて、原作の世界観が現実になったらいいなと思います。
――田辺さん演じる紫乃の魅力はどんなところだと思いますか?
紫乃さんって本当にピュアでまっすぐで、でもどこか抜けているところもあって(笑)。自分に正直なところとか、挙げたらきりがないんですけど、そういうところに僕はすごく心を打たれました。頭の中でいろいろ考えちゃって、考えすぎてわかんなくなっちゃって…っていう人間味溢れるところがすごく共感できます。
――改めてお互いの印象は?
以前仕事でご一緒してから気づけば4年くらい経っているのですが、こうやってしっかり一緒にお芝居をするのは初めてなので緊張します(笑)。
――最後に今作への意気込みをお願いします。
とても素敵な原作をドラマ化します。原作の魅力を引き出しつつ、ドラマならではの良さが伝わるように僕らものびのびと役を演じさせてもらいながら頑張りたいと思います!
■田辺桃子(加治屋紫乃・役) コメント
私が演じる紫乃は、どこか自分を客観視していて、語り部のような部分があるんですけど、彼女のその視点がとても面白いなと思っています。劇中でも漫画を読むシーンが多いのですが、その影響もあってか、語り部の口調も漫画っぽいのがすごくギャップがあって、それが面白さにつながっている気がします。
――これから撮影が始まりますが、どんな役作りをして臨まれますか?
紫乃はいい意味であまり気負っていない、でもただ優しいだけじゃない素直さがとても素敵だなと思ったので、そういう面と、その優しさを見せている反面、気持ちで身体が動いている、というその2面性や温度感を作れたらいいなと思っています。
――情報解禁ビジュアルを撮影してみて、いかがでしたか?
原作のファンの方々にも楽しんでいただきたいので、漫画の要素も大切にしたいと思っていました。脚本もすごく原作に沿っていて、伝えたいことをとても大切に抽出してくださっているのでそこを大事にして、堀さんと私が橘と紫乃を演じるということで、いい化学反応が生まれるといいなと思っています。
――堀さん演じる橘の魅力はどんなところだと思いますか?
私、けっこう橘さんのセリフ好きなんです。聞いててちょっと耳が熱くなるというか、恥ずかしくなるようなセリフも多いんですけど、でもそれが恥ずかしいだけじゃなくて思っていることをそのまま伝えてくれている優しさを感じて…。こんなこと言われたらいいなって思いながら読んでたんですけど、伝えるときの言葉選びはすごく素敵だなって思いました。
――改めてお互いの印象は?
4年ほど前にご一緒して以来なんですけど、そのときは直接的な関わりがあまりなくて…。お互い高校生の役だったのが、今回は社会人になり、婚約者になりました(笑)。
――最後に今作への意気込みをお願いします。
橘と紫乃、2人の不器用ながらにお互いを思い合っている、そんな時間がとても愛おしい時間になると思いますので、このチームで作り上げた優しさ、温かさを皆さんにお届けできたらと思っています。